私は小さい頃、父をアルコール依存症で失った。
その後、母は再婚したけれど、継父とはうまくいかず、家の中はいつも冷たかった。
母も私に優しくしてくれず、お金も与えてくれず、少しでも反抗すれば怒鳴られて殴られることもあった。
そんな環境で、私はただただ耐えていた。

中学を卒業した私は、家を出ることを決めた。
家を出たことで、少しだけ自由になった気がしたけれど、
同時に、これからの人生に対する不安が胸を締め付けた。
それでも、もう誰にも頼りたくなかったから、一人で生きていくしかないと思っていた。

高校を卒業してからは、仕事を掛け持ちしながら生活していた。
昼間は学校、夜は居酒屋やコンビニで働いて、時には終電を逃してそのまま駅のベンチで寝ることもあった。
手がかじかんで指が割れて血が滲んだこともあった。
でも、そんな日々が続いても、心のどこかで「これでいいんだ」と思っていた。
「自分にはこれしかないから、やるしかない」と。

その頃、私はFXというものに出会った。
最初は何も分からず、ただ一生懸命に調べて、試行錯誤を繰り返していた。
数々の失敗と挫折、涙の日々…。
でも、諦められなかった。なぜなら、私は一度も誰かに頼ることなく自分の力で何かを成し遂げたかったから

最初の頃、あっという間にお金を失って、心が折れそうになったこともあった。
でも、心の中でこう思っていた。
「失敗しても、諦めない限り次はうまくいく」と。
何度も何度も試行錯誤して、やっと少しずつ成果が見え始めた。

借りた100万円を返すことができたとき、心の中で「これで少しは楽になれる」と思った。
でも、それは始まりに過ぎなかった。
今は少し安定して利益を上げられるようになったけれど、
私はまだ本当に成功したとは思っていない
もっと成長し、もっと結果を出し続けない限り、満足することはない。

これからも一歩ずつ、前に進んでいきたい。
誰かに頼らず、自分の力で生きていくために、今もなお毎日勉強し、戦い続けている。
私がここまで来たことを、少しでも他の人に励ましや希望を与えられたらいいなと思っている。