死ぬまでにライオンの背中に乗る(成獣)ブログ

死ぬまでにライオンの背中に乗る(成獣)ブログ

森佳(もりよし)と申します
ブログのタイトルはさほど意味は無い
ライオンという猛獣に乗れるほど(比喩)
真の大人になりたい
成功者になりたい訳ではない
まわりの人達が幸せになるために
出来る限りの努力を惜しまない
自分自身の成長の記録である

■■■はじめてお越しになったゲスト様へ■■■

本ブログは、自分の夢や目標の実現の為に
日々の記録を残そうと思い始めました
非常に私的な「体験記」的な内容になりますが
読んで下さった方に少しでもプラスになるよう
心掛けて書いていくつもりです
末永いお付合いをお願いします

2012.12.30      森佳

<オススメのテーマ>

ソフト編:        ハード編:
自己紹介       ・お真面目ねた
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<注意>
※『間葉性異型性胎盤で無事出産出来た父親より』
私が実際に体験した事実を元に書いています。
同じ病気に悩む方々の、少しでも救いになればと思います。
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※この文章は、該当する方々に向けて書いています

 無関係な方々はスルーでお願いします






我々夫婦が、難病を乗り越え、1年が経とうとしている





自分自身、心の整理がついたので


同じ病と闘っているご夫婦の


少しでもお役に立てればと思い書き綴ります




まず初めに、この病気を乗り越え


無事我が子を抱けた事を報告します




本当に、関係者の方々、妻、家族、そして神に感謝している




だからこそ


今もどこかで心を痛めているご夫婦達に





エールを送りたい










まず、この病名を知る人は少ないだろう



「難病情報センター」のサイトから引用させてもらうと



間葉性異形成胎盤(平成23年度)
かんようせいいけいせいたいばん


1. 概要
間葉性異形成胎盤(placental mesenchymal dysplasia, PMD)は、超音波断層法にて胎盤の嚢胞状変化を呈し、組織学的に胞状奇胎とは異なる胎盤の形態異常である。妊娠中の超音波断層法スクリーニングがなく、PMDの疾患概念が普及していなかった時代には、原因不明の巨大胎盤としてPMDと診断されないままに終わった症例が相当数あるのではないかと推定される。これまでの内外におけるPMDの報告はいずれも散発的な症例報告であり、系統的な調査はなされていない。
2. 疫学
PMDは1990年代に入って内外で報告され始め、2007年までの症例報告は約70例だが、実際の頻度は4,000~5,000妊娠に1例(0.02%)と推定されている。
3. 原因
原因は不明である。Beckwith-Wiedemann 症候群を合併することがあることから、11番染色体領域のインプリンティング異常によるインプリント遺伝子IGF2の過剰発現やCDKN1Cの発現低下が推測されている。また、PMDでは女児の妊娠に伴うことが多いことからX染色体上のVEGF-D遺伝子の関与が示唆されている。しかし、いずれも確定的ではない。
4. 症状
母体にはとくに症状はない。超音波断層法では胎児と共に肥厚した胎盤が認められ、その実質内に大小不整な嚢胞や管腔様構造を呈し、胎児共存奇胎や部分胞状奇胎との鑑別を要する。胎盤は巨大で、34週以降に分娩に至った症例の70%以上が1,000g以上の重量を呈する。胎盤の肉眼所見も部分胞状奇胎に類似する場合があるが、水腫様の絨毛には血管がありトロホブラストの異常な増殖はない。蛇行した絨毛血管内に間葉系細胞の増生があり多発性の血栓がみられる。
5. 合併症
胎児側:PMDの30%は胎児が子宮内胎児死亡にいたるほか、20%で子宮内胎児発育不全(IUGR)となる。また児の20%はBeckwith-Wiedemann 症候群を呈する。母体側:母体には特にPMDに特徴的な合併症はない。しかしながら、PMDは妊娠初期に部分胞状奇胎や胎児共存奇胎(正常な胚と全胞状奇胎の二卵性双胎であり、胎児は正常に発育するが妊娠を継続しても妊娠高血圧症候群を合併する危険が高く早産に至ることが多い。)と類似した超音波断層法所見を呈する。胞状奇胎と診断された場合には人工流産の適応となるため、PMDであることが正しく診断されなければ無用の人工流産を招くことになる。
6. 治療法
治療法は知られていない。PMDが誤って胞状奇胎や胎児共存奇胎と診断され、無用の人工流産が選択されないよう正しく診断する必要がある。
7. 研究班
「間葉性異形成胎盤の臨床的・分子遺伝学的診断法の開発を目指した基盤研究」班





この病気を医師より伝えられた時


なかなか理解出来なかった


そして、

PMDは1990年代に入って内外で報告され始め、2007年までの症例報告は約70例だが、実際の頻度は4,000~5,000妊娠に1例(0.02%)と推定されている。


こんな確率なのに、なぜ?自分達が!?

自問自答の日々が続きました




自らも調べながら、医師の話についていくのがやっとだった




我々夫婦が体験したことを


出来る限り解りやすく書こうと思う





下記の【記事まとめ】は、時系列に目次にしてみました


文章は基本①~⑪の順番で時が流れると思って下さい






【記事まとめ】



①妊娠初期で、開業医にエコーで胎盤に影があると言われる


②続けて通院して様子を見たが、その影は「気泡状」のようだと診断される


③開業医では手に負えず、大学病院を紹介される


④大学病院の初診で「胞状奇胎」の可能性があると言われる


⑤妊娠中期まで、胎児が持たないのではとも言われた


⑥妊娠中期を過ぎても胎児が成長しているので精密検査をする


⑦精密検査の結果、「間葉性異型性胎盤」の可能性が高いと診断される


⑧その後、羊水検査で染色体検査をしたが異常が発見されなかった


⑨予定日より10日早く、2487gで女児を無事出産する


⑩出産後の経過も問題なく現在に至る


⑪子供の障害について


⑫子供の聴覚障害について~


⑬第二子出産について



この⑬個のプロセス毎にリンクを貼らせて貰っている


詳細はそちらでご覧頂ければと思う




拙い文章ですが


みなさまのお役に立てることを切に願っている


後ほど、修正したり加筆したりもあると思います





【この病気で悩んでいる方々へ】


この症例は 4,000~5,000人に1人という稀なケースです


2013年の出生数は 102万人ですから



我々のような夫婦は、年間200組 存在することになります


この200組の方々の為に書きます




いつでもこのブログにコメント下さい


必ず返信させて頂きます




何もご協力できる事は無いかもしれませんが


言葉のエールを贈らせてもらいます






そして






愛しいお子さんに出会えることを心よりお祈り致します


2014年7月  森佳

2020年8月  ブログを移転しました。

いぎぃパパブログ
※この文章は、該当する方々に向けて書いています

 無関係な方々はスルーでお願いします




妻の妊娠が判明してから、近所の開業医に通院していました


妻は当時26歳で初産です




出産に向けて、不安と期待を抱え


産婦人科に通院していました




通い出して3回目に、医師より


「胎盤のエコーに影が見える」




診察から帰ってきた妻がそう言われたと言ってきた


妻は、妊娠当初からつわりが酷く


ほとんど寝たきり状態だったのだが


その他には特に何ら変わらない普通の妊婦でした







その後も妻一人で診察に行くが


医師より曖昧な言葉しか返ってこないらしい



業を煮やして


妻に付き添い、産婦人科を訪れた




開業医は、画像を見ながら説明してくれるのだが


やはりハッキリしたことを言ってくれない




医師の説明によると


正常な胎盤は、エコーの断面がもっと綺麗なのだと




正常ってのが解らないのに


ボンヤリの説明では ???? と思ってしまう




しかし、こちらも初めての事なので


言われるまま、一方的に受け入れるしかない




何か釈然としない


それが全ての始まりでした



2020年8月  ブログを移転しました。

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続きはこちら↓


②続けて通院して様子を見たが、その影は「気泡状」のようだと診断される

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 無関係な方々はスルーでお願いします





「エコーに影がある」そう言われてから


必ず妻に付き添い、産婦人科を訪れることにした




通院は2週間毎なので、行くたびに胎児は成長しているようだった




医師も、少しずつではあるが


ぽつりぽつりと説明してくれるのだが


素人には、エコー画像を見せられても


何がなんだかよく分からない



普通とどう違うのか?執拗に聞くと


医師は言いにくそうに




胎盤部分に「穴」みたいな「泡状」のものが写っていると言った




家に帰ってから


心配な妻がネットで色々調べてみると


俗に「ぶどう子」と言われる病気がそれに近い事がわかった




その後の診察の際に、医師の口から


「胞状奇胎」という病名を初めて聞いた




ここで、他のサイトから引用させて頂き御覧下さい


ほうじょうきたい【胞状奇胎 Hydatidiform Mole】

◎胎盤(たいばん)を構成する絨毛(じゅうもう)の異常増殖
[どんな病気か]
 胎盤を形成する絨毛細胞の異常によっておこる病気を総称して、絨毛性疾患といい、胞状奇胎(奇胎)、絨毛がん(「絨毛がん」)、存続絨毛症(そんぞくじゅうもうしょう)(コラム「存続絨毛症」)の3つが含まれますが、ここでは、胞状奇胎を中心に解説します。
 胞状奇胎は、胎盤を構成する絨毛が2mm以上にふくらみ(水腫状(すいしゅじょう)変化)、白いぶどうの房(ふさ)のようになる病気です。
 絨毛の全部が奇胎化(水腫状変化)したものを全胞状奇胎(ぜんほうじょうきたい)(全奇胎(ぜんきたい))、部分的に奇胎化したものを部分胞状奇胎(ぶぶんほうじょうきたい)(部分奇胎(ぶぶんきたい))、奇胎化した絨毛が子宮筋肉層の中に侵入したものを侵入胞状奇胎(しんにゅうほうじょうきたい)(侵入奇胎(しんにゅうきたい))といいます。
 全奇胎では、子宮内に胎児は存在しませんが、部分奇胎では、胎児が異常なく育つことがあります。
 侵入奇胎の一部を除き、奇胎自体は悪い病気ではありませんが、絨毛がんが発生しやすいので(部分奇胎を除く)、奇胎治療後、厳重な管理が必要です。奇胎治療後に侵入奇胎が発生する率は8~10%です。
 胞状奇胎はアジア地域に多い病気で(欧米の3~4倍)、日本でも分娩(ぶんべん)350~500回に対して1回の割合で発生し、発生数は以前とほとんど変わっていません。また、侵入奇胎の頻度も変わっていません。奇胎妊娠をくり返す率は1~2%です。
[症状]
 胞状奇胎は受精卵の異常であるため、まず妊娠していることが前提となります。
 70%の症例でhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)の値が、正常妊娠よりも高くなります。
 特徴的な症状としては、妊娠初期の子宮出血、妊娠週数に比べて子宮が大きい、強いつわりなどがあります。
 また、侵入奇胎の約20%は、肺などへの転移をおこすことがあり、その部位での特有な症状から、産婦人科以外の科で気づかれることもあります。
[原因]
 全奇胎の原因は、受精卵の異常(雄核発生(ゆうかくはっせい))です。異常卵子ができる可能性の大きい40歳以上の高齢妊娠、あるいは20歳以下の若年妊娠では、妊娠数に対する発生率が高くなります。
[検査と診断]
 前記の症状が現われる前でも、妊娠初期の超音波検査で、絨毛の水腫状態がみられれば診断できます。
 最近は、妊娠8~9週になっても胎児が見えない場合には、流産として処置されるので、奇胎の診断時期も早くなっています。
 侵入奇胎は、先行妊娠(直前の妊娠をいい、多くは奇胎)の終わった後で、hCGが長期にわたって検出されるときに、「絨毛がん診断スコア」で診断されます。
[治療]
 子宮内容掻爬術(しきゅうないようそうはじゅつ)(子宮の内容物を除去する手術)を、約1週間ほどの間隔で2回行ないます。高齢者の場合は、子宮を摘出することもあります。
 奇胎を排出した後は、絨毛がんが発生していないか、厳重に管理する必要があります。侵入奇胎の場合は、手術療法と抗がん剤による化学療法が基本になります。
●予防と管理
 胞状奇胎の発生は予防できません。しかし、絨毛がんあるいは侵入奇胎の発生は、定期的な観察・管理によって早期に発見することができます。そのためにも、奇胎治療後の管理がたいせつです。侵入奇胎の約90%は、全奇胎および部分奇胎に続いて発生しています。
 奇胎治療後の妊娠は、hCGが検出されなくなり、基礎体温が二相性を回復し、正常な月経周期を2、3回確認できれば、新たに妊娠してもさしつかえありません。
 しかし、奇胎治療後10年以上たってから絨毛がんが発生することもあるので、定期検診は必ず受ける必要があります。




この他にも色々な情報がありますが

概要はこんな感じです



これを読んで不安にならない妊婦はいません


その後、妻は精神的に不安定になっていきます



まだ病名を口にするには時期が早いと思ったのでしょう


医師がやっと重い口を開いたようにも感じました



しかし、日に日に妻が精神的に追い込まれているのがわかるので




その次の診察の時に


医師に詰め寄りました




「いつになったらハッキリとした病名が解るのですか!」


医師は、のらりくらりと質問をはぐらかします





「ここで解らないのなら、他に行くまでだ!」


そう声を荒らげた





そうして、ようやく大学病院に紹介状を書いてくれました


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③開業医では手に負えず、大学病院を紹介される
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すぐに大学病院に診察の予約を入れて


妻と二人で「女性診療科」を受診しました




診察室に入ると、男性の准教授が診察してくれました




大きなエコー機器が中央に置いてあり


隣のモニターで画像を見ることが出来た




早速、妻は診察台にのせられ


お腹の中をエコーで診察された




結構長い間、診察されていたが


終わると准教授が説明をしてくれた




まず驚いたのだが


開業医で見る、何だかハッキリしない「エコー画像」とは違い


クッキリとモニターで確認できる




胎盤の断面に、ポツポツと「穴」のような物が


ハッキリと写っている




「これが胎盤の様子です」


エコーの先をお腹に当てて動かしながら



反対の手で、モニターを指差しながら


淡々と説明して下さった




開業医と決定的に違うのは



エコー画像が本当に鮮明で


非常にわかりやすかったことだ





ここに来て良かった


心からそう思った



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④大学病院の初診で「胞状奇胎」の可能性があると言われる
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准教授は、エコーのモニターを指差しながら


妻の胎盤の状況を説明してくれた



画面の胎盤は、ところどころ黒い点のようなものが見える


大きさもまばらで、密度もバラバラである



「これが奥さんの胎盤の状況です


 ところどころ見える泡状のようなものが見えるのが


 おそらく、胞状奇胎では無いかと思われます」



と、告げられた



「胎盤の異常であり、そのような泡状の部分は


 胎児に必要な栄養を送ることが出来ず


 胎児が大きくなることは無く


 通常は流産するはずです」



准教授は、平然と淡々とした口調で話す



「心音は聞こえているので、このまま様子をみましょう」




この日から、1週間毎に診察に通うこととなる


でも、通常は2週間毎なんです




妻のカルテを覗き見ると


「ハイリスク」と分類されていた



確かに「胞状奇胎」の症状の中で


hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)の値が、正常妊娠よりも高くなります。
 特徴的な症状としては、妊娠初期の子宮出血、妊娠週数に比べて子宮が大きい、強いつわりなどがあります。



とありますが、hCGとは妊娠ホルモンのことで


その数値がつわりと連動している



妻のつわりの酷さに納得した






この日、妻は診察室を出てから寝るまで


ずっと泣いていた


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⑤妊娠中期まで、胎児が持たないのではとも言われた
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「胞状奇胎」の可能性があると言われてから


妻が益々塞ぎこむようになった



仕事から帰ると、泣いていることが多かった




日中、ネットで病気のことばかり調べては


最悪を想像しては悲しくなったと




妻に、もう調べるのは止めろ


そう言って聞かした




そう言う自分自身も


診察のたびに、我が子の心音が消えていたら・・・


悲観的になっていたのは同じだった




しかし、悪い話ばかりではなかった


週1回の診察で、色々なことが少しずつ解ってきた



エコーの画像は、御存知の通り


薄っぺらい「扇」のようなもので


立体を写すと、ほんの一部分にすぎず


診察するごとに、妻の胎盤の全貌が解り始めた



妻の胎盤の「胞状奇胎」は、全部に広がってはおらず


部分的であり、全体の半分くらいを占めていることが解った



この部分的な状況から


病名が「部分胞状奇胎」ではないかと医師が言う





では、「胞状奇胎」と何が違うのか?





要するに、正常な胎盤が残っている事により


栄養を胎児に送ることが可能の場合がある




事実、「部分胞状奇胎」で胎児を出産した例はあるとのこと




何より、我が子は少しずつ体重が増している


おそらく「へその緒」が正常な胎盤の部分と繋がっていると仮定することが出来る




とはいえ、正常な部分が半分の胎盤である以上


普通の胎児より、体重増加が遅い可能性が高い




准教授は、いつもの淡々とした表情で




「この週数ではハッキリしない」


「どこかで成長が止まってしまうかもしれない」


「妊娠中期まで持たないかもしれない」




いつもの非情な言葉を浴びせられた




妻は、また奈落の底に突き落とされたが


不明でもやもやしていた頃に比べて


少しずつクリアになってきたことは





少しは希望が持てる1日となった


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⑥妊娠中期を過ぎても胎児が成長しているので精密検査をする
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日に日に妻のお腹が大きくなる


診察に通いだしてからも


スピードは遅いが体重・身長ともに


成長曲線の下限範囲ギリッギリを推移していた




この頃になると医師も


「やはり、部分胞状奇胎と言っても良いのでは」


と、言い始めていた




医師の予想としては


「部分胞状奇胎」の正常な胎盤から


胎児に栄養が送られているが


成長スピードが遅く、どこかの時点で成長がストップし


最低ラインの体重と週数をクリア出来れば


帝王切開で超早産の未熟児として生まれるかもしれない




と、説明を受けた




その最低ラインは「500g」であった


今の医学ではその体重でも、産後生命を維持することは可能だそうだ




そう言われても、安心することは無いが


細い希望の糸が繋がった気がした




そして、このタイミングで主治医が交代することになる









今でも我々夫婦には、奇跡の予兆の最初だったと話す




淡々・冷酷な准教授から


30代の女医先生に交代した




この女医のT先生は、まさしく幸運の女神となった




T先生は、非常に穏やかな性格の先生で


おおかた医師に見えないw(先生、ごめんなさい)




准教授にいつも崖から突き落とされていた妻が


この先生に交代した頃から明るさを取り戻し始めた




何より、人の話を良く聞いてくれる先生でした




実際には、このT先生に妊娠期間の残り2/3を診てもらうことになる


T先生は、毎週毎にしっかり時間をかけて診察して頂き


その都度、繰り返し丁寧に内容を説明してくれた



妻も、T先生に絶大な信頼を寄せるようになりました



それは、無事出産してからの最後の診察で



「先生に会えなくなるのが寂しい(泣)」



診察室で号泣するほどだったw





信頼の固い絆が出来た頃


T先生から、精密検査を勧められた



「羊水検査」であった




お腹に長い針を刺し、羊水を抜き取るのだ


この検査は、流産という大きなリスクがある



しかし、羊水検査により、抜き取った羊水から


胎児の様々な情報が得られると言う





時間をかけて、T先生と相談した上で





「羊水検査」をすることに承諾した





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⑦精密検査の結果、「間葉性異型性胎盤」の可能性が高いと診断される
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T先生より提案された「羊水検査」には意図がありました


T先生は、様々な文献や論文、関係各所からの情報を元に


1つの結論を導き出そうとしていた





それは、妻の病気は


「間葉性異形成胎盤」ではないかと




ここでT先生から聞いた話を整理します



初診では、エコー検査の結果より「胞状奇胎」と予想された


これは、胎児が生命を維持することは出来ない



その後の検査で「部分胞状奇胎」の可能性が高くなった



しかし、最新の情報によると


妊娠が継続している状況から


可能性のある病名として


①部分胞状奇胎
②胎児共存奇胎
③間葉性異形成胎盤



この3つがあります


詳しく説明すると


部分胞状奇胎に似ている病気として



②胎児共存奇胎

これは双子に起こるケースである


③間葉性異形成胎盤


を御覧下さい



T先生がおっしゃるには


今の胎児の成長状況をみると


胎児には大きな異常が無いのでは無いか?


問題があるならば、とっくに流産しているはずだ



胎盤は異常があるが、胎児には影響のない


数少ないケースなのではないかと




②は、妊娠初期のエコー画像を再確認するため


開業医から画像を取り寄せて確認したが


その痕跡(双子であったかの)は無かったと




なので可能性は、①か③



このどちらかになるか?



私たち夫婦の今後は


「天国」と「地獄」ほど、大きく違うのである




①は、ガン細胞に変異し、身体をむしばむ可能性もある


なので、産後の子宮のケアや


更に、抗癌剤治療も覚悟しなければならない


また、次の出産まで途方も無い時間が必要となる




それに比べ


③は、産後に全くケアの必要がない




T先生は


「出産時の胎盤を病理検査に出さないと、①か③か判断できない」


と、おっしゃる




「そして、病理検査でも判別できるかどうか解らない」


それくらい、この2つは酷似しているそうだ




?? では、何のための羊水検査なのか????


 

T先生は、続けてこうおっしゃった




「羊水検査って、産後に子供の異常(奇形)があるかどうか

 出産前に染色体を確かめるためと思っている方が多いようですが

 それも大切なことですが、それ以上に

 森佳さんの子供さんは、超未熟児で生まれる可能性が高いので

 出産時に万全な設備と態勢を準備するための情報を得る為に行うんです」



世の中は、ダウン症などの染色体異常児が胎内のうちに判明する

出生前診断「母体血胎児染色体検査」が話題になっていた時期だった



そりゃ、我が子が正常に生まれてきて欲しいのは

親であれば当然だと思います



我が子は、それ以前に、生まれてこれるかどうか

生まれてきても500g程度の超未熟児である可能性が高い




胎児の事を最優先に考えての結論であることに



T先生には、この時改めて心から感謝しました




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⑧その後、羊水検査で染色体検査をしたが異常が発見されなかった
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精密検査の為、4日間の入院をすることになった


妻は、最初は不安そうだった


何と言っても、羊水検査は

お腹に長ーーーーーい針を刺して


子宮の中から羊水を採取するのである







しかし、そこは絶大なるT先生との信頼関係により





T先生が、待機してくれていると知ると


急に元気になったw 



夫の存在よりも大きいのであるw




今回の精密検査は、羊水検査の他にも


MRIやCTもするとのこと



妻の体調はというと


この頃にはつわりも収まり


鬼のように元気であったw



T先生からも、妻の体重が増えすぎているとチェックも入っていたw




胎児の体重はというと


徐々に増えながら、当初の500gは越えて行きそうだった




検査の結果は、1週間位で出た



染色体も特に異常も見つからなかった


妻と二人で安堵したのである





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⑨予定日より10日早く、2487gで女児を無事出産する
※この文章は、該当する方々に向けて書いています

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出産予定日の1ヶ月前より


万全の体制を取るため入院することになった



胎児の体重は、相変わらず成長曲線の下限ギリギリを推移していた


本当に拝むような気持ちで胎児の頑張りを願った



私も仕事が終わると毎晩病室に顔を出し


妻から一日の出来事を聞くのを日課とした





臨月に入っても、妻の体調は良い状態をキープしていた


若干の便秘や、お腹の張りはあるものの



それも至って普通の妊婦のようであった



この頃になると、胎児がお腹の中でうごめいてるのが


私にもハッキリとわかるくらい動き回っていた




そして予定日の11日前の夜




病院から帰ると、破水したと連絡が入った


とはいえ、そこからすぐに産まれる訳でもないらしい



気にしながらも枕元に携帯を置いて眠った




朝起きても、妻からいつも通りの感じでLINEが着ていたので


そのまま仕事に出掛けた




昼過ぎに、陣痛が来ないので


陣痛促進剤を使うことになったと言ってきた


「でも、まだまだみたいだよ~」


なんて呑気にLINEが着ていた




が、14時過ぎに突然


「きたみたい!」


と謎の言葉を残して連絡が途絶えたw



何がきたのか良くわからないまま仕事をしていたが


職場のみんなも


「早めに帰って病院に行ってみたら?」


と、言ってくれるので


仕事を切り上げ病院に向かった



妻から返事が無いまま病室に着くと


すでに姿がない



ナースセンターに声を掛けると


陣痛室に移動していると教えてくれて


そこまで案内して貰った




陣痛室で見た妻は、すでに正気を失くして


絶叫していた


陣痛ってこんなに凄まじいんだな



雰囲気に全くついて行けてない自分



看護師さんに、背中等のさすり方を教わる



「ご主人も一緒に頑張りましょう」



気持ちがついて行けてないが


妻の背中をさすった




しばらくすると、T先生の声が廊下から聞こえてきた



開口一番


「ええ!いくらなんでも早すぎないーーーー!?」




どうやら、促進剤を使っても普通はそこから時間が掛かるものらしい


時計を見ると、促進剤を使ってから3時間しか経っていない




「よし!分娩室に移動しよう」




T先生が、子宮口を診察した後に決断された




そして




分娩室に入って2時間も経たないうちに





2487gの女児が産まれてきた





T先生が、生まれた女児を見て


「んん!?何か大きい!!!」


って、予想より大きかったようですw






不思議と涙が出なかった





ただただ感動だった








妻よ、ありがとう







実母に出産を報告すると


「ありがとう、言いなさいよ」


そうメールが返ってきた





私は、立会いをしたので


すぐそばで一部始終を見ていましたが




出産はただただ感動的であり


女性はただただ偉大で素晴らしい






T先生は


「これが、異常のあった胎盤ですよ」


と、通常の2倍に肥大した妻の胎盤を見せてくれた




印象は「レバ刺しの大きな奴」


みたいな外観でしたw




その胎盤は、すぐに病理検査にまわされた




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⑩出産後の経過も問題なく現在に至る