4月になると毎年、福島の浜通りの渓流に通ってます。
ある日、お客さん数人と日帰り釣行した時のことです。
その日は風速10mと天気予報が出ていたので、あらかじめ4番ロッドと通常のDTラインを用意して
いったのですが、メンバーのお一人が何と〇〇ロッドの1番を使うとおっしゃる、、、ちょっとこの風では無
理では?特にそのロッドの製作元のロッドは軽さを得るために薄く太くしたブランクのロッドなので操作性
は良いがパワー的にはかなり弱いロッドなのです。
しかも超フィネスのロングティペットシステムが結ばれている。
(因みに私とその他の同行者はヘビーバットリーダーで、フォローとアゲインストで長さをその都度
変えて対処していた)
しかし、そのロッドの先生は毎年春にこの河川で教室をなさっているので絶対平気と言い張る、、ので
それ以上何も言わずに釣り場に向かった。
さすがに、山間部に入るといくらか風は弱いが、アゲインストの風の場所ではDT4のラインでホールを
かけて投げないとポイントに入る前に簡単に煽られて手前で失速する。
それでもライズを拾いつつ10匹程度釣って集合場所に向かうと、1番ロッドのお客さんが苦戦している
のが見えた。
強風の中、ロッド自体が風に煽られ全く釣りになってない様子でした。
やはり道具は気象条件に合わせないとダメって判って貰えたかな?って思いながら帰り支度している
と全く釣れないと、、、嘆く、、が、、、ポイントが悪かったのかな?と、、、おっしゃる、、、
その他の同行者は全員4番~5番のラインで何とか強風に対処して釣果を上げていた。
やはり、、、TPOって大切だと。。。