こんばんは。

いつもありがとうございます。

今月は執筆三昧でして笑、やっと一息といったところです。

さてパイロットや客室乗務員のお仕事の中に、「スタンバイ勤務」というものがあります。

私達は公共交通機関として、乗務する人間が突然不足した場合でも時刻表のとおりに飛行機を飛ばす義務があります。

「今日は乗務予定のパイロットが風邪でダウンしているから皆さんが搭乗予定の飛行機は飛びません」と言われたら困りますよね・・・

電車やバス、船の業界も同じだと思います。

特に旅客機のパイロットは機種ごとに資格が異なるため、複数の機種を保有する航空会社は各機種ごとのパイロットをスタンバイで配置しなければなりません。

737のスタンバイクルー、787のスタンバイクルー、A350のスタンバイクルー、といった感じです。

客室乗務員は会社が保有する飛行機の乗務資格を（原則的に）全て持っているので、パイロットほど複雑ではありません。

いずれにしても、急な病欠に対応できるだけの人員を揃えていないと航空会社としては適正な運営はできません。

そしてその勤務の実態ですが・・・

空港に出勤してスタンバイする場合と、自宅スタンバイの会社もあったりします。

空港事務所で例えば６時間待機してる場合は何をしているのか？というと、自習だったり会社のミーティングに参加したり、またちょっとターミナルに出てみたり、といった感じです。

自宅ではさすがに制服を着て待機、ということはない（と思います）が、当日突然のフライトに備えて天気を確認したりしていつでも出勤できる体制を整えています。

私も何度かスタンバイ稼働して乗務した経験がありますが、空港スタンバイからのフライトは本当に突然やってきます。

パイロットの体調不良だけではなく、例えば使用予定の飛行機が故障したり他空港にダイバート（目的地変更）してしまったりしたら、そのリカバリーのために予備機材があればそれに乗務することもあります。

突然の乗務にすぐ対応できる準備を整えて、パイロットや客室乗務員がスタンバイ勤務を行っているんだなぁ〜ぐらいを知っていただければと思います。

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パイロットのスタンバイ勤務とは