こんにちは。
いつもありがとうございます。
もうかなり前のことになって恐縮ですが、ブログコメントでいただきました次のような質問がありましたのでご紹介します。
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「一昨日、宮古島に那覇空港経由で行きました。那覇空港から宮古空港までの便のアナウンスが副機長さんでした。
アナウンスの練習をしてるのかなと思いました。
機長がアナウンスをしないで副機長がアナウンスをする時は、どんな時ですか?」
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皆さん、答えは思い浮かびますか?
結論からいうと、これはどの会社も共通だと思うのですが、特殊な状況を除き一般的には「操縦している方が機内アナウンスをする」と思っていただければほぼ間違いないと思います。
ん?機長がいつも操縦しているんじゃないの?と思われる方がおられるかもしれませんが、実は違います。
機長、副操縦士というのは資格です。
それとは別に、「仕事」として
操縦するパイロット=PF(Pilot Flying)と管制官との交信やモニターをするパイロット=PM(Pilot Monitoring)があります。
機長がPFのときもあれば、副操縦士がPFのときもあります。
今回は副操縦士がPFだったんでしょうね。
なぜPFがアナウンスを担当するのか?操縦中危ないんじゃないの?と思われるかもしれませんが、アナウンスの際にはもう片方のパイロットに操縦と管制官との交信を預けますので問題ありません。
「私が今日、皆さんが乗られている飛行機の操縦を担当する〇〇です」という挨拶も含めてのアナウンスなんですね。
あ、ただ稀に「アナウンスは苦手なのでお願いします!」という機長や副操縦士もいますので、その場合は頼まれたほうがアナウンスするんですが、まあ経験上かなりのレアケースだと思います。
おわかりいただけたでしょうか?
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