それは突然の事で。


ずっとずっと思い描いていた瞬間が現実になった日。



時間にしたら10秒もないかもしれない。

けど一生忘れられない時間。



12/6のライブの最後の曲。

aikoが目の前に座り、手を伸ばしてくれて

指先を差し出すと


少しのぞき込むようにネイルを見てくれた!


そして、笑いながら軽く2回頷きマイクを持ちながら


aikoも両手をグーにしてネイルを見せてくれた。



私も何度も頷き、涙が溢れてきた。







いつか、aikoにネイルを見てもらいたいなと思っていたけれどその願いが叶った。

いつかいつかと思っていたことがいきなりやってきた!!




aikoを好きになって、20代の毎日にはしっかりとaikoの歌が染み込んでいた。


30代、自分の人生のターニングポイントには必ずaikoの存在が影響した。



ずっとaikoのライブに行き続けて


aikoの言う


「私にはこれ(歌)しかないから」


「いつまでも歌っていきたい」


もうこんなにすごい歌手なのに


「歌手になりたい」ってずっと言い続ける姿。



その姿に胸を打たれ、やりたいことがあるのに


「もう年だし

「給料下がるし

「やっていかれへんかも


と、やらなくていい理由をただ見つけて

やらずにいた自分の生き方が恥ずかしくなった。



それがネイリストになること。



ネイルが好きで、20代前半でスクールに通い資格を取り

けど、当時は今ほどネイルサロンがなく未経験ではなかなか雇って貰えない。



そのうち諦めてしまい、一般企業に就職。


会社勤めはもちろん勉強になったし、楽しいこともつらいことも経験できた。


けどaikoのライブに行くたびに

「このままでいいのかな?」

「自分の生き方に後悔しないかな



安定とか居心地の良さ、それも大事やけど





自分の気持ちに真っ直ぐに生きたい!


と思いやっと踏み出せたのが33歳の時でした。

8年間お世話になった会社を退職)



ネイリストへの道、スタート!!


それはもう本当に厳しい毎日で。


クッタクタでした。


無給の研修期間を乗り越え、卒業試験をクリアしてサロンデビューするものの、最初はお客様からクレームの嵐


年甲斐もなく、大泣きの帰り道も度々ありました。


それでも後悔はひとつも無かった。


むしろ、やる気に溢れた。


絶対!!この道を諦めない!


そうなると、ますますaikoのライブで歌が心に染みて泣けた。


aikoには、やりたいことから目を背けていた私の背中を押してくれてありがとう!と感謝の気持ちでいっぱい。



そして、月日が流れネイルサロンを辞め独立して妊娠出産を経て自宅サロンをスタート。


美爪クリエイターになろう!!と決意した時にもaikoに背中を押してもらった。



美爪クリエイターになるまで④←その時の気持ち



人生の色んな場面で、必ず頭の中に浮かぶのはaikoの存在。





その一生懸命な気持ちでなれたネイリスト。


だから、いつかaikoにネイルを見てもらえたらなって思っていたけれど、まさかそれがその日のライブ中に起こるなんて思ってもいなくて。





aikoにもらえる色んな感情や思い出の中でも、あの時のネイルを見てもらえた瞬間のことは絶対絶対一生忘れない。


そして、その一瞬の喜びを紡いで生きることが出来る。



aikoが前に『君の隣』という曲を出した時のインタビューで



ライブをしていると中盤ぐらいに、「ああ、もうすぐライブが終わってしまってみんな帰るんだな……」って毎回感じるんです。で、帰ってる間にどの瞬間でみんなのスイッチが切り替わってしまうんだろうと思って。(中略)

そう、歌いながらそのことを考えるときがあって。ライブが終わって客電がついたときに、みんなが荷物を持って後ろを向いて帰って行く瞬間のことが頭に浮かぶと、すごく寂しくなるんです。「ああ、終わっちゃうんだ……」って。



aikoがそんな事を言っていて、確かに現実に戻るスイッチが入ることはある。

それでも日常生活を送りながらその合間、合間でaikoのライブのことを思い出して感動を噛み締める。へこむことがあっても、それを思い出すことで頑張れる。


だから、終わってないんだよって。

ライブは終わってもaikoがくれた感動には終わりがないんだよって。


歌を届けてくれるだけじゃなくて、aikoはそれ以上にすごいパワーをみんなに届けてくれてるんだよー!!って声を大にして伝えたい!!!



今日も明日も東京でライブのaiko


またすごい魔法の時間をみんなと作るんだろうなと妄想しながら、今日もaikoがくれた終わりのない喜びを噛み締めながら生きる。



aikoがいる人生に感謝。

そして、好きなことを好きだと堂々と生きれるように背中を押しサポートしてくれる旦那にも感謝。





ありがとう。シアワセです❤️