首相辞任の各紙の編集委員らの論評で、朝日の星浩さんの「理想迫った 古い政治」が素晴らしかった。
「米国に依存し続ける安全保障が50年、100年続いていいとは思わない」「日本の平和を日本人自身で作り上げていく」。鳩山氏は、最後まで理想を掲げた。だが、足元の現実は甘くはなかった。理想に共鳴した社民党と現実路線を譲らなかった米国。はざまでえ揺れ続けた揚げ句、たどりついたのは、理想とは対極にある「辺野古」だった。
17年前を思い出す、鳩山、小沢両氏は自民党竹下派を飛び出した。鳩山氏は新党さきがけを、小沢氏は新政党を結成。鳩山氏は「さきがけは政治の体質を変える。小沢さんは自民党を壊し、新しく族議員の党をつくろうとしている」と語っていた。「小沢流」を知りながら、党の実権を委ねた鳩山氏。その構図のなか、古い政治が増幅していった。