子供の頃から、よく私と妹は悪い部分でよく比べられていました。
私が絵を描くのが趣味で漫画家になるのが夢でしたが、そんな私を見てた妹も同じように絵を描くのが好きでした。
父親は妹の絵を見て
「〇〇(私)が同じ歳の頃に描いてた絵より、●●(妹)の描いた絵のがずっと上手いな!●●のが才能がある!」
とベタ褒めして、当時絵には少し自信があった私の自尊心を思い切り傷付けてきました。
歌を唄うのも好きだったのですが、
「●●はドリカムの未来予想図を感動するくらい上手く歌う。お前の歌声は金切り声で聞きたくない」
と言われたり……笑。
まぁそれは調子乗って歌ってすみません笑
あと小さい頃から父親も母親も私の話を基本無視するんですが、
大人になった今でもそれは続いていています。
逆に妹は会話が上手で明るく、父親も母親も妹の話は毎回楽しそうに聞いてます。
子供を連れて実家に集まった時に、鍋の支度をしてたんですが、
妹は父親の隣に座りながら、楽しそうに会話に花を咲かせていました。
私は母親と祖母に手伝うように頼まれたので、黙々と鍋の準備をしてました。
準備もあらかた終わり、席について黙ってスマホを触っていると
父親が溜め息を吐きながら
「ほんとお前は人の為に動かないし(父親としては手伝いが不十分だったから出た言葉だろう)、会話をしても何も面白くない。少しは●●を見習え」
と言ってきました。
もうほんとどーすりゃいいねん笑
あなたの理想の子供になれなくてごめんなさいって返せば良かったのかな笑
社会人になってすぐの頃、洗い物をしてた私に父親が
「お前はほんとに何もしないな」
と言ってきたので
「いや米とぎとか洗濯もしてるけど」
と返したら
「した事をいちいち報告するとか卑しい人間だな。黙ってやってた事を気付かれた時に人はお前に感謝するもんやぞ」
と有難いお説教を頂きました。
家事手伝いをしてるのを見てなかったら文句を言うくせに、したと報告したら卑しい人間と言われるなら私はどうしたらいいんだろう。
皿洗いをしてる私の隣で私の人格をひたすら否定してくる父親に、限界が来て、私は洗ってた味噌汁茶碗を床に投げつけました。
そして走ってトイレまで行き、トイレの中で嗚咽を上げながら泣き叫んだのを覚えてます。
何をしても認めてもらえない。つらい。もう何もしたくない。
誰にも認めてもらえない私の生きてる意味ってあるのかな?
泣きながらそんな事を考えてたと思います。
満足に家事をしなくてよく怒られてたけど、感謝してくれない奴のために何かをするほど苦痛な事はないな、と今では思います。
ちなみにもうアラサーになる妹は今まで
「●●はまだ小さいから」
という理由だけで家事なんてした事はありません。
両親にとって妹はずっと可愛くて小さい子供なんだろうな。
ちなみに社会人の時に毎月5万ずつ渡すようにしてたけど
「これで家事免除されると思うなよ。社会人になったら生活費を渡すのは当たり前の事だ。それにプラス家族のために動いてこそ1人前の社会人だからな」
と言われました。
その後、早くこの家から逃げ出したい一心で、貯金もない中、一人暮らしを始めました。