雪というものは、あっという間に溶けてなくなるようで、案外としぶとい


押し固められたもの、山のように積み上がったもの、陽の当たらない場所でひっそり残っているもの、それらはしつこくそこから動かない


白さなんてあっという間に穢れるし、

氷の粒はガリガリと、儚さなんてどこにもない



雪なんてみっともないものです

雪なんて綺麗なものじゃないんです


最初だけ美しいと持て囃されたら

あとおわり


忘れた頃に降ってくるような、未練たらしいものです、雪は



世間が春の光を待ち望んでいるというのに

空気の読めない、忘れないでと煩い、


なんて醜い、



だって雪ですもの