◆第一部  文楽体験講座プログラム

 ・三味線の演奏

    鶴澤藤蔵 「海響」 鶴澤藤蔵作曲より 一部

 

 ・三味線のお話

    鶴澤藤蔵(質疑応答)

 

 ・三味線体験とお三方の演奏

    鶴澤藤蔵、鶴澤清志郎、鶴澤清公

 

 

 

会場に入ってまず驚いたのは、「床がある!!!」

この会でちゃんとした床はなかった記憶があったので、ビックリ!

第二十回を記念して、作られたということだった。すごい!

 

まずは藤蔵さんの演奏から。迫力満点の太棹の響きを堪能。

 

お話と言われてもと・・ちょっとお困りのご様子だったが、

質疑応答で、なかなか三味線に詳しい方の的を突いた内容もあり、

非常に有意義な解説になった。

 

中で、五月公演の「妹背山」の「山の段」で、

妹山=東風(優美な手)

背山=西風(武骨な手)

という演じ分けでの演奏になる、というのは非常に参考になった。

 

素人には、三味線に関わることが一番分かりづらく、

こういった機会で授けられる知識が有難い。

 

体験は経験者のみに限定されていたので、初めから巧く糸を弾くことができる方もいた。

なかなか太棹の音がでるものではない、ということは良くわかった。

最後に模範演奏。

「野崎村」は、舞台の情景が思い浮かんできて楽しかった。

 

 

 

◆第二部   「生写朝顔話」(しょううつしあさがおばなし)

・トーク

 豊竹呂勢太夫、鶴澤藤蔵、吉田玉助、吉田一輔 (司会 葛西聖司)

・宿屋の段

 豊竹呂勢太夫、鶴澤藤蔵、鶴澤清公(琴)

 

・大井川の段

 豊竹靖太夫、鶴澤清志郎

 

(人形役割)

駒澤次郎左衛門(実は宮城阿曾次郎)・吉田玉助

奴関助、戎屋徳右衛門・吉田玉佳

朝顔(実は深雪)・吉田一輔

岩代多喜太・吉田玉勢

その他大勢

 

 

いつも通り、前説の葛西聖司さんをお手本に、手元の床本読みからスタート。

 

トークには、床と人形から4人の方が出られて、作品解説。

呂勢太夫は初の演奏だと聴いて驚く。

藤蔵さんは、地方公演に続いて二度目だそうだ

 

文楽の本公演で二度観ていて、ストーリー展開が分かっていると、

こういう部分だけの公演でもかなり入り込めるので、楽しめる。

 

大井川の段の靖太夫は、本公演でもやっていたので、余裕だったかな?

しかし、呂勢太夫もさすがにこのキャリアだと、初ということを感じさせない。

 

それにしても、いつになく豪華メンバー総出演!

ちゃんと人形遣いさんは14人も参加されていた(主遣いさんは数名)

それに三味線三人太夫二人。

 

秋には、素浄瑠璃の「床だけコンサート」が開かれるとか。

こんな豪華キャストはこれっきりかなぁ・・・。