入船亭小辰

 

普段の袴、鋳掛屋

    <仲入り>

紺屋高尾

 

 

第四回にして、初の満員御礼!

ご本人は10連休のおかげ、と言われていたけれど、どうでしょう?

 

さすがに横浜なので、この会に特化したお客様がほとんど。

このまま御贔屓が続いてくれると嬉しい。

 

・・・ということで、新鮮な笑いに包まれる「普段の袴」。

的確な人物描写で、聴いてる方の想像力を刺激してくれる。

 

続く「鋳掛屋」では、

今まで聴いたことのないくらいの爆笑が沸き起こる。

これだけの反応があると、嬉しいでしょうねぇ。

 

トリネタの「紺屋高尾」は、

久しく仕舞われていた、お蔵出しネタ。

前回までとは変えてくるかな?と、思っていたら、やはり。

 

一番大きかったのが、

会えないのにとりあえず会える、と言った、

という親方のウソを、実は久蔵は見抜いていた、というところ。

 

夢中で働くうちに、自分でも忘れられるかも、と思ったけれど、

それはやっぱり無理で、馬鹿なフリをして、信じたフリをした。

という設定。

 

これは、かなりのこじらせキャラ!(笑)

そこまで久蔵を「考える人」みたいにしちゃうかな?という印象。

 

それに、このやり方だと、

枕が上がらない病人だった久蔵が、働き始める理由がなくなっちゃう!

落語国の住人にしては、深く考えすぎる久蔵さんだなぁ、という感じだ。

 

とはいえ、この「紺屋高尾」は良かった。

高尾太夫の品のある美しさが、今までで一番表現されていた。

ちょっとずつ、ちょっとずつ進化を遂げている。

 

また次回聴くときには、違った「紺屋高尾」になるのだろう。

 

この会の次は、10月20日だという。

きっとまた満員のお客様が詰めかけることでしょう。