◆昆布売
大名・茂山宗彦
昆布売・茂山茂
後見・鈴木実
◆居杭
居杭・茂山慶和
陰陽師・茂山七五三
何某・島田洋海
後見・鈴木実
◆狸腹鼓
狸・茂山逸平
喜惣太・茂山千五郎
後見・茂山七五三、茂山宗彦
笛・竹市学、小鼓・大倉源次郎
大鼓・亀井広忠、太鼓・前川光範
逸平さんが、茂山千五郎家の極重習曲である、
「狸の腹鼓」を披くというので、出掛けた。
久しぶりの狂言季期だ。
今までは京都だったので、東京での公演は有難い。
まずはおめでたく「昆布売」。
従兄弟同士、同い年の宗彦・茂コンビは、もう芸歴40年にもなるだろうか。
イキぴったり。安定の笑い。
続く「居杭」。
もう、慶和くんも数を重ねてどんどん上手くなってきている。
(もう、お父様の後見はいらないね!)
子供の成長は凄い!
お祖父さまの七五三さんが楽しそうに付き合う。
ほのぼの、楽しくなる。
さて、眼目の「狸の腹鼓」。逸平狸は、とにかく脚が長い!
狸の体型でいえば、やはり千五郎さんに止めを刺す。
本来、一子相伝のこの曲だが、堅い事を言わないのが千五郎家ということで、
七五三さんも演じられていたし(やはり脚は長かった・・・)
次世代に繋げていくということから、演じる決意を固めたという。
父の七五三さんは後見の席で、心配そうに見守っている。
それは、彼の息子たちが「花子」を披く時に見た姿と同じだった。
逸平さんは、40になり、狂言師として花開く年頃。
そんなに御心配なさらずとも・・と思うが、親心ですねぇ・・・。
朗々たる台詞と、身のこなしの鮮やかさで、立派な「狸」の披きになった。
(面をつけているときのくぐもり声も、全く気にならなかった)
おめでとうございます。
