今週は栄輔、健太郎、二人の葛藤がおもしろかった。
オイルショックによる不況。
紀夫は縮小計画を表明するも、健太郎は長期的な視野に立って販売を拡大する為に今は踏ん張りたいと主張する。
レリビィで食事中のキアリスメンバー。
ラジオから流れるゴッドファーザー愛のテーマを聴いて、この映画が面白かったという明美さん。マフィアのおっちゃんがスパゲティ作る所が美味そうって明美さんの感性が面白い。
改めて今後の方針を決める会議の中で、やはり新しいやり方を続けたいと言う健太郎。
一方、紀夫は次世代にしっかりとバトンをつなぎたいから守りに入るべきと説得する。
そんな中、出ました、「なんかなぁ」
で、キアリスガイドの映画を自費制作することに。
「これが私たちからのバトンよ」って、健太郎はポカーンでしょう。
拡大路線を止めるかどうかの会議だったはずなのに。
とにかく映画づくりはスタート。
龍ちゃんが知り合いのキャメラマンの亀田を紹介。
構想を聞き取り、形作ってゆく。
題名はその名も「ようこそ赤ちゃん」
明美さんが脚本を書くにあたって、居候で死んだ魚の様な目をしているからと、栄輔に手伝いをお願いする。
撮影初日。
藍を抱く栄輔。
何とも感慨深い。栄輔にとってさくらは本当の娘みたいなもので、藍はその娘だもの。
いいシーンだけどさっくり。
映画を撮り進めるなかで昔を思い出す。
栄輔にとっても、何かリハビリのよう。
良子のおばちゃんっぷりがいい。
あの頃は子ども服がなかったよね、私たちがやって来たことはこれで良かったのよね、と。
当時手作りした子ども服を引っ張りだし、母子ともに感慨に耽る。
親子二代で自作の服を着させるというのはなんと豊かなことでしょう。
潔は栄輔の築いた男性ファッションのタネを無駄にするまいとオライオンの紳士ラインを復活させることを決意。
栄輔を講師に着こなし講座を企画する。ユリが担当者となり社会復帰。ユリは最初の講座発案者でもありましたね。
「ちゃんと生きてたらイイところに流れ着く」とは明美さんのお母さんの言葉。
「淡々と」はここから来てたのですね。
栄輔にも笑顔が戻る。
潔に着こなし講座を頼まれる栄輔。エースをつぶし社員家族を路頭に迷わせてしまったという後悔から一度は断るも、ユリにも背中を推され決心する。
講座当日、栄輔登場を聞きつけたマスコミ記者達が集まりエース破綻のことを聞く。
エースの紙袋を掲げ、栄輔を後押しするかつての愛好者たち。
「理想の自分のために自分を律し自分を高める努力がオシャレ 」
やはり栄輔はカリスマであった。
健太郎が古門社長に会っていることを知った栄輔は、「踊らされるなよ」と忠告。
キアリス映画の撮影で母子の思いとキアリス創業の願いをより深く知ることになった健太郎は、古門社長にアドバイスを求める。
「景気を理由に簡単に決めてはいけない。夢をしっかりと持っていれば自ずと答えが出て来る。 」
そして、古門は大きな事業をするということを目的としているのだと気づく。
健太郎は小さい時から母達の働く姿を見て育ち、その会社のためになりたいと考えていた。
映画キアリスガイドを観て、すみれのキアリスは赤ちゃんとお母さんのための場所にしたいとのスピーチを聞き、順番を取り違えていたと新たな方針として打ち出していた拡大方針を改める。
明美さんと君ちゃんの膝に手を当てる良子がいいね。
今週は健太郎と栄輔の芝居が良くって引き込まれるシーンが多かった。
残り2週!銀座にワンダーランド出店!