ある暑い夏の日
小さかった頃の話
わたしは、小さな植物園に行った
思い出せる限りでは、小さなわたしはひとりでそこにいた
小さなわたしは、小さな植物園で
小さな女の子に出会った
2歳くらいだろうか
まだバランスの取りきれない
その未熟な体を
懸命に動かしておんなのこは
わたしに何度も抱っこを求めた
小さなわたしは
小さなおんなのこを何度も抱きあげて
太陽が、その子の髪を焼くにおいをかぎながら じっとりと汗ばむ
小さなおんなのこと、わたしがここに居ることについて
ここで行われているやりとりについて
思いを巡らせた、ある夏の日
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