歯が割れて、いろいろ困ったので自分用にメモ。
先月、家で自分でつくったポップコーンをぼーっとしながら食べていたら、不発が混じっていて、歯の方が負けてしまい、割れてしまった。
噛んだ瞬間に、ガリッ と音がして、自分でも単に歯がちょっと欠けたのではなく、ガッツリ割れているのが自覚できて、やってしまった感で一杯だったけど、後悔先に立たず、、もちろん、無茶苦茶痛かった。
もともと、化学物質過敏症なので、歯科治療以前に消毒の特有の臭いで歯科クリニックの建物に入ること自体が結構キツイ。
それでも虫歯にはなるので、これまでは、消毒の臭いがあまりしない歯科クリニックで、削った部分は、普通の歯科治療では当たり前のように使用するレジン?とかで、きちんと治療はせずに、通常なら仮の措置であるグラスアイオノマーセメントで埋める、ということだけで済ませてきた。で、剥がれてきたら、また埋める、の繰り返し。
ちなみに、以前に金属の詰め物があった歯があったのだけれど、その金属は除去して、代わりに生体にやさしい、という詰め物を入れたことがある。この時は、化学物質過敏症の点では問題がなかったのだけれど、接着剤を刺激は少ないが接着力がイマイチというものでお願いしたら、案の定、取れてしまって(自費で10万以上かかったのに、、)、そこもグラスアイオノマーセメントにしている。
で、とりあえず、普通の虫歯は、グラスアイオノマーセメントで対応ってことでなんとかなっていたのだけれど、今回は、ちょっとそういうレベルではなさそうっていうのが自分でもわかったので、痛いのを我慢しつつ、ネットで調べまくった。で、後知恵も含めて、わかったことを書いていく。
まず、歯が折れたのは、破折 というらしい。で、最近は、いろいろと技術が進んでいるので、昔だったら抜歯一択だったのが、それを回避することが可能になっている、ということらしい。で、ただ、くっつけるだけではなく、場合によっては歯髄を保存することも可能らしい。
で、患者視点からいうと、どういう措置を受けることが可能であるかは、歯科医によって違う、のが、重要ポイント。まぁ、当たり前っていえば当たり前なのだけど。で、ちょっと違う言い方をすると、医療(サービス)としてここまで可能という水準が、歯科医によって違う、ということである。
で、今回自分が経験した歯の破折ということに関して、基本的には、割れた状況やそれぞれの大きさで歯科医によって治療の方針が分かれるポイントがいくつかあったので、それを列挙。
1つめ 歯が割れた場合に、抜歯するかどうか?
これについては、ネットで検索すると、抜歯しなくても大丈夫!という結果がたくさんあるので、抜歯しなくてもなんとかしてくれる歯科クリニックは、あるのだが、その場合、自費診療になる。
化学物質過敏症の点からは、抜歯したとして、そのどうする?問題がある。一般的な選択肢としては、ブリッジ、インプラント、入れ歯、なのだろうけど、全部、化学物質過敏症(や電磁波過敏症)の点でかなりの負担となる措置なので、それを考えたら、残す方向の治療での負担と比較すると、なるべく残す方向性の方がよい場合も結構あるのではないかと思う。
2つめ 割れた歯をくっつけるかどうか?
比較して小さいかけらと大きいかけらに割れた場合、小さい方を除去して、その後、クラウンをかぶせたりして治療するのも一般的だと思うけど、異物を入れるよりは、自分の歯だったものの方が安全性は高いに決まっているので、なるべく自分の歯をくっつける方向性のメリットは、そこにあると思う。
ここで、化学物質過敏症の点から言うと、割れた歯をくっつる際に、接着剤を使うことになるので、そこで問題が生じる可能性がある。ただ、接着剤をMTAセメントにすれば、自分の場合は大丈夫なのかもしれない。また、部分的にレジンを使うとしても、大雑把にいえばプラスチックであり、今の時点の自分は、ひどく体調が悪くなる、ということない状況なので、これで、やってくれる歯科医師がいるなら、それでお願いするのも一つの方向かなと。
小さい方を除去して、そのまま、という選択肢もある。この場合、歯の強度が落ちるので将来的に残った歯が折れる可能性は大きい。
MTAセメントについて、具体的な性質は商品ごとに違いがあるものの、ネットで見かけたことをざっとまとめると、整体適合性は高いが自費、ってとこだと思う。今回、結局、MTAセメントは使用したのだけれど、結論から言えば、自分には合っていた。グラスアイオノマーセメントで使えない箇所にも使える、すぐに固まる、自分の場合は、治療の選択肢になる。
レジンは、ある歯科で試しに歯に塗ってもらったのだけど数時間の間、口の中に化学物質的な味がかなりする。その後、3日くらいは、それなりに化学物質的な味がする、自分の場合、考えがまとまらず、仕事にそれなりに支障が、、1週間すれば、まぁまぁ、なんとか気にならないレベルくらいには、、って感じ。
3つめ歯髄を保存するか。
破折した時に、ヒビが歯髄まで達して、露出するような形になるかどうかは、重要なポイント。ここも、自分が経験した限りでは、医師で意見や可能な措置が異なっている。
A 歯髄まで露出したら、その時点でなんていうか、歯髄の清浄性?というか細菌に曝露してしまい、歯の根っこまでダメになることが確定なので、抜歯、よくても歯髄除去。
抜髄になると、根管治療になってくるので、化学物質過敏症的に負担がかなりつらくなってくるなぁ、、、と。
B 数時間以内or当日なら、なんとかなる可能性が高い。こういうことが可能な歯科クリニックは、かなり限定されていて、治療は自費。
個人的な感想なのだけれど、こういう治療にも当然化学物質は使う訳で、というかいろいろ使って可能になるのだけど、基本的に歯髄を保存、という大前提からは、歯髄(神経)を殺さないような措置だから化学物質過敏症的には大丈夫な可能性が高いのかなぁ、という気もする。。
C 数日?くらい
ある歯科医による、わかりやすく言うとね、という説明では、皮膚がバっとめくれて、数日放っておいたらどうなりますかね、という状況、、一般論として、歯髄が露出して、そのまま放置したら、神経は死ぬので、痛くなくなります。
で、自分の場合、かなり日にちが経過してから診察してもらった歯科医で3mix というキーワードを出したのだけれど、3mixを標ぼうしていない歯科医は、3mixという治療には完全否定でした。なので、3mix を希望するなら3mixを治療のメニューとして掲げている歯科医を探す必要があります。
ちなみに、3mix 保存 見解 で検索をかけると、検索結果に、一番最初にでてくるあるサイト は、
「保存治療において日本で最も権威のある日本歯科保存学会の公式見解で,「3Mixは保存領域の治療に容認する薬剤としては現状では容認しがたい」と,否定された治療法です。
https://www.hozon.or.jp/member/statement/file/3mix-mp.pdf
1 3Mix-MP法 は3Mix療法とは異なる。
2 3Mix-MP法を保存領域の治療に用いた場合の安全性と有効性に関する高いレベルの科学的根拠が示されていない。
3 現状では3Mix-MP法を保存領域の治療技術として容認することは難しい。
とあり、3Mix と3MixーMPを区別して、MPのみを否定しているのだけれど、世間的には、ごっちゃにして全否定という理解されているようです。で、提供している方も、3MixーMPなのに、3Mix と表記している場合もありそうなので、このところは、3Mixを希望する場合でも注意が必要かと。
日本歯科保存学会のサイトにある公式見解抜粋では、3Mixの方には、エビデンスとなる論文も紹介されており、「岩久らの 3Mix 療法は、もともと抜髄を余儀なくされるような深在性う蝕に罹患. した幼若永久歯の歯髄保存をめざしたことにある)」とあるので、治療の選択肢としては、ありだと個人的には思うのですが、、
で、結局、いろいろとドクターショッピングをした結果に受けた治療は、まず、診断から分かれていて、これは、CT撮影+口の中を診察、他院のCTの紙コピーと口の中の診察、CT撮影+歯の治療(破折片除去) という診察状況の違いもある。具体的には、ヒビが歯髄まで達しているかどうかで分かれて、治療を受けた歯科医では、ぎりぎり歯髄は大丈夫そうかも、という前提で、小さい方の破折片を除去、レーザーで焼く、MTAセメントで歯髄へのヒビ部分を埋める、破折断面をMTAセメントで覆う、という措置を受けて、化学物質過敏症の点では、問題なく治療は終了。
結局、歯髄がダメそうだったら、3Mix ということで選んだ歯科医だったのに、3Mix治療は受けなかった、、、でも、実際のところ、歯髄が大丈夫なのかどうかは、かなり心配なので、仮措置のままにして、半年~1年後くらいは様子をみたいな、とも思う。。もし歯髄が感染していたら、根管にナチュラガッタを詰める、という方向を検討。
後悔しているのは、レントゲンは2回必要と言われて、2回の理由が保険適法の関係で、一般的なレントゲンを撮影して、それでも不十分な場合でないとCT撮影は保険適用にならないらしく、保険適用を受けるために2回撮影だったこと。必要かと聞いて、必要って言われたから仕方なく受けたのだけど、保険の関係か、、きちんと問診にレントゲンは最小限、自費でいいとい書いて、CT撮影1回にすればよかった。。。
このブログを書いている時点での状況は、ネットで歯科医を検索するときのキーワードで、結果が違ってくるので、検索の仕方で医療が変わってくる。
今回の場合、歯が折れた、歯、破折、というキーワードと、歯髄 保存 で検索結果(表示される歯科医)が変わってくる。歯をくっつけるだけなら、ある程度、時間が経過しても大丈夫そうだけれど、露出した歯髄の保存は時間が勝負なので、そこは要注意。
あと、最初の歯科クリニックでは、もともと寝ているときの歯ぎしりで、歯にヒビが入っていたのでは?という可能性も指摘された。その歯科医さんは、予防措置として歯ぎしりがなくても、マウスピースをして就寝されているそうです。さすが!

