グループは私たち二人が脱退。
残ってる咲希、健太、真里弥(まりや)、優司(ゆうじ)は、私たちを裏切り者だと、もう、目が合っただけでも、恐ろしい形相になってて。
(何よ。ひがみよ。別にあのグループに執着ないから、抜けてもいいんだから。)
これって、悪魔な思い方❓
咲希がみんなにデマをばらまいてくれたおかげで、肩身が狭い。
早く卒業したいけど、まだ、あと一年ある。
「マジで視界に入るのも毒なんだけど〜。何、あいつ〜。」
始まった。
真里弥の声だ。
「よく平気な顔して俺たちの近くにいれるよな。あの色馬鹿女。」
今度は優司。
決定的に私が悪者か。
麻琴がギュッと私の肩を抱きしめてくれた。
麻琴も耐えてる。
先生が入ってきた。
みんな静かになった。
幸せと不幸が半々だな。
麻琴が彼氏なのが嬉しいのが半分、アンチに妬まれるのが半分。
私、悪い?
続く