遠近法で描く中国 -2nd Season- -83ページ目

遠近法で描く中国 -2nd Season-

片手にピストル 心に花束 唇に火の酒 背中に人生を。 

早坂 隆
世界の日本人ジョーク集

大切で大好きな片岡義男氏の著書『頬よせてホノルル』の、
「ヒロ発11時58分」という短編を紹介します。
主人公である「ぼく」は日系3世と思われるハワイ育ち。
現在は東京とハワイを行ったりきたりして仕事をしているライター。
その主人公が、クリスマスを前に故郷のハワイに帰ります。
そして両親や兄弟とプレゼントの交換をするのです。
「ぼく」は父と近くの喫茶店で再会します。
その時に父が「ぼく」に渡したのが、百科事典のように厚い「ジョーク集」なのです。
父は以前から「ぼく」に分厚い書物を贈るのが恒例のようです。
彼のコメントも粋ですので、ご紹介しましょう。


<ここから引用>
 父親からの今年のクリスマス・プレゼントは、『あらゆる機会に利用できる傑作ジョーク集5000篇』という分厚い本だった。
「すぐれたジョークによって、さまざまな難局を切り抜けることが出来るのは、歴史が証明するところだよ。」
大統領のような英語の口調で、父親は言った。
<引用ここまで>新潮文庫『頬よせてホノルル』ヒロ発11時58分、139頁より


今回10月の帰国時にぼくが購入したのは、
『世界の日本人ジョーク集』です。
日本でテレビを観る事がないので、軽々しく言いたくはないのですが、
今の日本の笑劇、一般的な言い方をするなら「お笑い」は、
本当に品がないなあ、と感じるのです。
どこか自分より弱い立場の物事を攻撃する、または茶化すことで、
笑いを取ろうとしている、そう思いませんか。
ジョークの中には、頭を使わないと理解できないような、知的なものもあります。
その分洗練されたものとも言えるでしょう。
とにかく、ぼくは分厚くはないですけれど、
本の中の主人公の「ぼく」と同じジョーク集を手に入れたのです。
類似点についてはともかく、このジョーク集のはとても楽しいものになっています。
日本人についてちょっと外から見てみたい方や、
心にジョークというゆとりがほしい方にお勧めします。



追記
ぼくが大好きなミュージシャン、杉山清貴さんと、
のちに大好きになった片岡義男さんの『頬よせてホノルル』を繋げてくれたのが、
杉山清貴『moonset』というアルバムでした。
もちろん、このブログのHNにも使用しています。

ATOKのホームページによる、日本語力チェックです。

20問、心してチャレンジしましょう。


ATOK presents 日本語ドリル


ちなみにぼくは・・・、

48点でした。

みなさまへのネタばれ防止のため、

どの問題が不正解かは言えません。


恥ずかしくて実は書けません。

もっと本を読まなければ!



きょうのお勧め書籍

片岡 義男
日本語で生きるとは
なるほど、と思った箇所は、第二章の
「言葉はきわめて人工的に見につく」
という一節です。