創作 ソヨンの恋 20
20
いきなり着ている上着と身に着けている下着ごとヨンジェによって上へと押し上げられ、ソヨンの露になった美しい乳房はすぐにヨンジェによって荒々しく求められていた。
ヨンジェがいつになくソヨンの乳房を執拗に求めていた。
ソヨンはヨンジェによって彼に愛されるということも自分が彼を愛するということももう知っていた。
ヨンジェによってソヨンは美しい女性と変わった。
ヨンジェのすべての行為がソヨンを喩えようもないほどに美しく変化させていた。
それはヨンジェにとって考えもしないことだった。
ソヨンはヨンジェを心から愛している。
ソヨンは純粋だから、ヨンジェにもそれを求めていた。
だから、あの日の女性の言葉がソヨンの心に残ってしまっていた。
ソヨンは今ヨンジェに激しく求められ、その自分の思いが消えそうになっていた。
だが、ソヨンの瞳から涙が溢れていた。
そんなソヨンに気がついたヨンジェがソヨンに呟いた。
「もう僕が嫌?」
ヨンジェの言葉にソヨンは首を静かに横に振った。
そして、自分の胸の内をヨンジェに訊ねていた。
「ヨンジェはたくさんの女性と遊んでいたの?
たくさんの女性を抱いてきたの?
私もその女性の中の一人なの?」
「違う!」
ヨンジェはそんなソヨンを抱き上げるとソヨンの瞳を見つめた。
そして、ヨンジェは静かにソヨンに語り出していた。
「たくさんの女性の意味はわからないが、確かに女性とは何人かと付き合ってきた。
だが、ある時期、自分と付き合いたいという女性たちすべてに答えていた時期もあった。」
ヨンジェの言葉にソヨンの瞳が悲しく揺れた。
そのソヨンの瞳をヨンジェは見逃さなかった。
「だが、それはすべて君の幻を追っていたに過ぎない・・・。」
「えっ?」
ソヨンはヨンジェの言葉の意味がわからず不思議そうな表情をした。
そのソヨンの表情がとても可愛くてヨンジェには堪らなかった。
「君が愛しい・・・」
ヨンジェはそう呟くと自分の胸の中にソヨンを優しく包んだ。
「君を、もうずうっと前から好きだった。
中学の頃から好きでずうっと見つめていた。
だけど、君は全く気がついてくれなかった。
苦しくて、どうしようもなく切なかった。
今の図書館にも何度も行っていたが、君の瞳に僕は映らなかった。
それが苦しくて、辛くて・・・。
だから、そんな自分の気持ちを他の女性で紛らわそうとした。」
ヨンジェの意外な話にソヨンの胸の鼓動が鳴り始めた。
「だけど、誰を抱いても君を思っていた。
軽蔑するだろうが、本気で君の幻を求めていた。
君をいつも抱きたかった・・・」
ソヨンは驚き、ヨンジェの瞳を見つめた。
・・・ヨンジェの瞳がとても切なく、ソヨンの瞳には映った。
「ヨンジェ・・」
「あの時、見知らぬ男性が君の体を支えている姿に激しく嫉妬した。
許せなかった。
その思いが溢れて、君を違う目で見てしまっていた。
あの時・・・」
「もういいの。」
「えっ?」
ヨンジェは自分の言葉を突然ソヨンに遮られ戸惑っていた。
だが、次の瞬間、ヨンジェの心はどうしようもなく高鳴った。
「私、ヨンジェを愛している。
私もあの女性の言葉でヨンジェの過去に激しく嫉妬したの。
だから、私はヨンジェと一緒なの。」
「ソヨン・・」
それから、お互い言葉などいらなかった。
ただお互いの思いのまま、求めるだけだった。
いきなり着ている上着と身に着けている下着ごとヨンジェによって上へと押し上げられ、ソヨンの露になった美しい乳房はすぐにヨンジェによって荒々しく求められていた。
ヨンジェがいつになくソヨンの乳房を執拗に求めていた。
ソヨンはヨンジェによって彼に愛されるということも自分が彼を愛するということももう知っていた。
ヨンジェによってソヨンは美しい女性と変わった。
ヨンジェのすべての行為がソヨンを喩えようもないほどに美しく変化させていた。
それはヨンジェにとって考えもしないことだった。
ソヨンはヨンジェを心から愛している。
ソヨンは純粋だから、ヨンジェにもそれを求めていた。
だから、あの日の女性の言葉がソヨンの心に残ってしまっていた。
ソヨンは今ヨンジェに激しく求められ、その自分の思いが消えそうになっていた。
だが、ソヨンの瞳から涙が溢れていた。
そんなソヨンに気がついたヨンジェがソヨンに呟いた。
「もう僕が嫌?」
ヨンジェの言葉にソヨンは首を静かに横に振った。
そして、自分の胸の内をヨンジェに訊ねていた。
「ヨンジェはたくさんの女性と遊んでいたの?
たくさんの女性を抱いてきたの?
私もその女性の中の一人なの?」
「違う!」
ヨンジェはそんなソヨンを抱き上げるとソヨンの瞳を見つめた。
そして、ヨンジェは静かにソヨンに語り出していた。
「たくさんの女性の意味はわからないが、確かに女性とは何人かと付き合ってきた。
だが、ある時期、自分と付き合いたいという女性たちすべてに答えていた時期もあった。」
ヨンジェの言葉にソヨンの瞳が悲しく揺れた。
そのソヨンの瞳をヨンジェは見逃さなかった。
「だが、それはすべて君の幻を追っていたに過ぎない・・・。」
「えっ?」
ソヨンはヨンジェの言葉の意味がわからず不思議そうな表情をした。
そのソヨンの表情がとても可愛くてヨンジェには堪らなかった。
「君が愛しい・・・」
ヨンジェはそう呟くと自分の胸の中にソヨンを優しく包んだ。
「君を、もうずうっと前から好きだった。
中学の頃から好きでずうっと見つめていた。
だけど、君は全く気がついてくれなかった。
苦しくて、どうしようもなく切なかった。
今の図書館にも何度も行っていたが、君の瞳に僕は映らなかった。
それが苦しくて、辛くて・・・。
だから、そんな自分の気持ちを他の女性で紛らわそうとした。」
ヨンジェの意外な話にソヨンの胸の鼓動が鳴り始めた。
「だけど、誰を抱いても君を思っていた。
軽蔑するだろうが、本気で君の幻を求めていた。
君をいつも抱きたかった・・・」
ソヨンは驚き、ヨンジェの瞳を見つめた。
・・・ヨンジェの瞳がとても切なく、ソヨンの瞳には映った。
「ヨンジェ・・」
「あの時、見知らぬ男性が君の体を支えている姿に激しく嫉妬した。
許せなかった。
その思いが溢れて、君を違う目で見てしまっていた。
あの時・・・」
「もういいの。」
「えっ?」
ヨンジェは自分の言葉を突然ソヨンに遮られ戸惑っていた。
だが、次の瞬間、ヨンジェの心はどうしようもなく高鳴った。
「私、ヨンジェを愛している。
私もあの女性の言葉でヨンジェの過去に激しく嫉妬したの。
だから、私はヨンジェと一緒なの。」
「ソヨン・・」
それから、お互い言葉などいらなかった。
ただお互いの思いのまま、求めるだけだった。
創作 ソヨンの恋 19
19
ヨンジェがソヨンを自分から離すはずなどなかった。
ヨンジェはソヨンを求め、すぐにソヨンの唇を捉えていた。
息が苦しくなるくらい激しいヨンジェの口付けにソヨンは体を捩ろうとした。
だが、それさえもヨンジェの強い力で許してはもらえなかった。
ソヨンはヨンジェによって囚われ、ヨンジェの強い思いを感じていた。
ヨンジェ、どうしたらいいの?
ソヨンは戸惑いながらもヨンジェを受け止め、いつしかヨンジェの胸に顔を埋めていた。
「お願い、もう離して・・」
だが、ヨンジェはソヨンを抱きしめ、黙ったままだった。
もう離さない・・・
もうこんな思いはしたくない・・・
ソヨンを失いたくない・・・
ヨンジェの心はソヨンへの思いで溢れ苦しくなっていた。
「赦してほしい・・」
嫉妬でその場が見えてなかった自分を赦してほしい・・・
「違うの。
ヨンジェは悪くない。
だけど、今は・・」
「ソヨン・・」
ヨンジェはソヨンの言葉を遮っていた。
ソヨンはヨンジェに自分の名を呼ばれ、涙が溢れそうになっていた。
ヨンジェに自分の名を呼ばれる度にいつも嬉しかった。
そして、今もヨンジェは自分の名を呼んでいる。
ソヨンは話しを続けようとしているヨンジェにあるお願いをしていた。
「お願い、私の名前を呼んで・・・」
ヨンジェは戸惑っていたが、すぐにソヨンの名を囁いていた。
「ソヨン・・」
ヨンジェはソヨンが望むままに何度もソヨンの名を呼んだ。
「ありがとう・・」
ソヨンはヨンジェを見つめ、少しだけ微笑んでいた。
「時間がほしいの。
ヨンジェが悪いんじゃない。
私が弱いだけだから。
だから・・」
「会えないのは嫌だ。」
「・・・」
「話し合いたい・・」
ヨンジェはソヨンの手を取り、急に歩き出していた。
「ヨンジェ・・」
ソヨンはそんなヨンジェの行動を嫌がったが、やはりヨンジェはそれを許さなかった。
ヨンジェは無言のまま、ソヨンとある場所へと向かっていた。
着いたところはヨンジェの自宅だった。
「今は誰にも会いたくないわ。
お願い・・・」
「今日、家族はいない。
自分の部屋で君と話しがしたいんだ。」
「ごめんなさい。
ヨンジェの傍にいたいし・・・離れたくない。
だけど、胸が苦しいの・・・。
苦しくて・・・辛いの。」
「・・・」
「ヨンジェのこと、わかってなかったの。
だから、時間がほしいの。」
「嫌だ。
時間が君を僕から離すから・・・。」
ヨンジェはソヨンがいくら抵抗しようとも自宅へと二人で入った。
ソヨンはわかっていた・・ヨンジェの部屋で激しく求められることを・・。
そして、自分がこのまま何もかも有耶無耶にしてヨンジェを求めてしまうことも。
ソヨンはヨンジェを求めている自分自身をすでに感じていた。
でも、聞きたいことがあった。
聞いてもどうしようもないヨンジェの過去をソヨンは聞きたいのだ。
ソヨンは自分の知らないヨンジェのことが知りたかった。
わかっているのに・・・
そんなことは関係ないとわかっているのに・・・
自分の心が聞きたがっていた。
その自分の衝動を止められずにソヨンは苦しんでいた。
そのことがわからないヨンジェは気持ちが焦っていた。
僕をわからなかった?
どういう意味だろう?
自分を軽蔑したのだろうか?
ソヨンは自分から離れようとしているのか?
嫌だ・・!
ヨンジェはソヨンの手を強く握ると2階にある自分の部屋へと連れて行った。
ヨンジェはソヨンと部屋に入るなり、ソヨンが思っていた通りにベットへとすぐにソヨンを押し倒していた。
「ヨンジェ・・・」
その瞬間、ソヨンから切ない声が発せられていた。
しかし、そのソヨンの声はヨンジェには届かなかった。
ヨンジェがソヨンを自分から離すはずなどなかった。
ヨンジェはソヨンを求め、すぐにソヨンの唇を捉えていた。
息が苦しくなるくらい激しいヨンジェの口付けにソヨンは体を捩ろうとした。
だが、それさえもヨンジェの強い力で許してはもらえなかった。
ソヨンはヨンジェによって囚われ、ヨンジェの強い思いを感じていた。
ヨンジェ、どうしたらいいの?
ソヨンは戸惑いながらもヨンジェを受け止め、いつしかヨンジェの胸に顔を埋めていた。
「お願い、もう離して・・」
だが、ヨンジェはソヨンを抱きしめ、黙ったままだった。
もう離さない・・・
もうこんな思いはしたくない・・・
ソヨンを失いたくない・・・
ヨンジェの心はソヨンへの思いで溢れ苦しくなっていた。
「赦してほしい・・」
嫉妬でその場が見えてなかった自分を赦してほしい・・・
「違うの。
ヨンジェは悪くない。
だけど、今は・・」
「ソヨン・・」
ヨンジェはソヨンの言葉を遮っていた。
ソヨンはヨンジェに自分の名を呼ばれ、涙が溢れそうになっていた。
ヨンジェに自分の名を呼ばれる度にいつも嬉しかった。
そして、今もヨンジェは自分の名を呼んでいる。
ソヨンは話しを続けようとしているヨンジェにあるお願いをしていた。
「お願い、私の名前を呼んで・・・」
ヨンジェは戸惑っていたが、すぐにソヨンの名を囁いていた。
「ソヨン・・」
ヨンジェはソヨンが望むままに何度もソヨンの名を呼んだ。
「ありがとう・・」
ソヨンはヨンジェを見つめ、少しだけ微笑んでいた。
「時間がほしいの。
ヨンジェが悪いんじゃない。
私が弱いだけだから。
だから・・」
「会えないのは嫌だ。」
「・・・」
「話し合いたい・・」
ヨンジェはソヨンの手を取り、急に歩き出していた。
「ヨンジェ・・」
ソヨンはそんなヨンジェの行動を嫌がったが、やはりヨンジェはそれを許さなかった。
ヨンジェは無言のまま、ソヨンとある場所へと向かっていた。
着いたところはヨンジェの自宅だった。
「今は誰にも会いたくないわ。
お願い・・・」
「今日、家族はいない。
自分の部屋で君と話しがしたいんだ。」
「ごめんなさい。
ヨンジェの傍にいたいし・・・離れたくない。
だけど、胸が苦しいの・・・。
苦しくて・・・辛いの。」
「・・・」
「ヨンジェのこと、わかってなかったの。
だから、時間がほしいの。」
「嫌だ。
時間が君を僕から離すから・・・。」
ヨンジェはソヨンがいくら抵抗しようとも自宅へと二人で入った。
ソヨンはわかっていた・・ヨンジェの部屋で激しく求められることを・・。
そして、自分がこのまま何もかも有耶無耶にしてヨンジェを求めてしまうことも。
ソヨンはヨンジェを求めている自分自身をすでに感じていた。
でも、聞きたいことがあった。
聞いてもどうしようもないヨンジェの過去をソヨンは聞きたいのだ。
ソヨンは自分の知らないヨンジェのことが知りたかった。
わかっているのに・・・
そんなことは関係ないとわかっているのに・・・
自分の心が聞きたがっていた。
その自分の衝動を止められずにソヨンは苦しんでいた。
そのことがわからないヨンジェは気持ちが焦っていた。
僕をわからなかった?
どういう意味だろう?
自分を軽蔑したのだろうか?
ソヨンは自分から離れようとしているのか?
嫌だ・・!
ヨンジェはソヨンの手を強く握ると2階にある自分の部屋へと連れて行った。
ヨンジェはソヨンと部屋に入るなり、ソヨンが思っていた通りにベットへとすぐにソヨンを押し倒していた。
「ヨンジェ・・・」
その瞬間、ソヨンから切ない声が発せられていた。
しかし、そのソヨンの声はヨンジェには届かなかった。
創作 ソヨンの恋 18
18
「ソヨン?」
その声にソヨンは静かに目の前の相手を見つめていた。
「ミニョン?」
「そうよ。」
ミニョンの姿にソヨンは安心していた。
「ソヨン、ソヨンはこのままでいいの?
ソヨンは自分でわかっている?」
「・・・」
「オッパ、苦しんでいたわ・・」
ミニョンの言葉にソヨンは胸が痛むのを感じていた。
「ソヨン、あなたの瞳が今どれくらい切ない瞳になっているかわかっている?」
「・・・」
ミニョンもまたソヨンのその切ない瞳に胸が痛むのを感じていた。
もう以前のソヨンじゃないのね・・・
ソヨンはもう・・・
ミニョンは寂しく感じると同時にソヨンがもうヨンジェを心から愛していることを感じていた。
すると、その時、ソヨンの微かな声が聞こえてきた。
「逢いたい・・・」
「えっ?」
「・・・しないで・・・」
僅かに聞こえるソヨンの声は確かに誰かを求めていた。
ヨンジェ・・・
ソヨンは心の中で何度もヨンジェを呼んでいた。
しかし、その声が決してヨンジェに届かないことを知っていた。
ソヨン・・・
「・・・?」
なぜか自分を呼ぶ声を微かに感じたソヨンはその声がする方へと視線を向けていた。
すると、いるはずのないヨンジェが立っていた。
ヨンジェ・・・!
ソヨンはヨンジェの姿に動揺し、すぐにヨンジェから視線を逸らしていた。
そして、あの時の女性の暴言がソヨンの脳裏に浮かんだ。
「あなただってヨンジェさんのたくさんいる女性の中の一人に過ぎないのよ!」
たくさんの女性?
私はヨンジェ一人なのに?
私にとってヨンジェはたった一人だけのかけがえのない男性なのに・・・
ヨンジェは違うの?
ソヨンは次第にその場にいることが辛くなっていた。
「行かないでほしい・・」
ヨンジェは思わずソヨンの元へ駆け寄り、ソヨンを抱きしめていた。
そして、先程までいたはずのミニョンがいないことを知るとヨンジェは更にソヨンを強く抱きしめていた。
だが、ソヨンはヨンジェを拒んでいた。
ヨンジェから逃れたくてソヨンはヨンジェの胸を両手で押していた。
しかし、ヨンジェはソヨンを更に抱き寄せ、自分の思いを強引に伝えていた。
「絶対君を離さない。
どんなに嫌われても僕は君を愛している・・」
「・・・」
ソヨンはヨンジェを見つめ、どうしていいのか戸惑っていた。
「ソヨン・・」
ヨンジェの声にソヨンは更に顔を上げ、ヨンジェを見つめた。
すると、当然にようにソヨンの唇がヨンジェによって塞がれた。
ヨンジェは嫌がるソヨンの唇を巧みに抉じ開け、ソヨンを求めた。
そして、いつしかソヨンの抵抗がなくなるとヨンジェは切ない気持ちになっていた。
どうしても別れたくない・・・
どうしても自分の思いを伝えたい・・・
自分がどれだけソヨンを愛しているか
何よりソヨンにあの時の自分を赦してほしい
ソヨン・・・愛している・・・
ヨンジェは心の中で何度もそう呟いていた。
「ソヨン?」
その声にソヨンは静かに目の前の相手を見つめていた。
「ミニョン?」
「そうよ。」
ミニョンの姿にソヨンは安心していた。
「ソヨン、ソヨンはこのままでいいの?
ソヨンは自分でわかっている?」
「・・・」
「オッパ、苦しんでいたわ・・」
ミニョンの言葉にソヨンは胸が痛むのを感じていた。
「ソヨン、あなたの瞳が今どれくらい切ない瞳になっているかわかっている?」
「・・・」
ミニョンもまたソヨンのその切ない瞳に胸が痛むのを感じていた。
もう以前のソヨンじゃないのね・・・
ソヨンはもう・・・
ミニョンは寂しく感じると同時にソヨンがもうヨンジェを心から愛していることを感じていた。
すると、その時、ソヨンの微かな声が聞こえてきた。
「逢いたい・・・」
「えっ?」
「・・・しないで・・・」
僅かに聞こえるソヨンの声は確かに誰かを求めていた。
ヨンジェ・・・
ソヨンは心の中で何度もヨンジェを呼んでいた。
しかし、その声が決してヨンジェに届かないことを知っていた。
ソヨン・・・
「・・・?」
なぜか自分を呼ぶ声を微かに感じたソヨンはその声がする方へと視線を向けていた。
すると、いるはずのないヨンジェが立っていた。
ヨンジェ・・・!
ソヨンはヨンジェの姿に動揺し、すぐにヨンジェから視線を逸らしていた。
そして、あの時の女性の暴言がソヨンの脳裏に浮かんだ。
「あなただってヨンジェさんのたくさんいる女性の中の一人に過ぎないのよ!」
たくさんの女性?
私はヨンジェ一人なのに?
私にとってヨンジェはたった一人だけのかけがえのない男性なのに・・・
ヨンジェは違うの?
ソヨンは次第にその場にいることが辛くなっていた。
「行かないでほしい・・」
ヨンジェは思わずソヨンの元へ駆け寄り、ソヨンを抱きしめていた。
そして、先程までいたはずのミニョンがいないことを知るとヨンジェは更にソヨンを強く抱きしめていた。
だが、ソヨンはヨンジェを拒んでいた。
ヨンジェから逃れたくてソヨンはヨンジェの胸を両手で押していた。
しかし、ヨンジェはソヨンを更に抱き寄せ、自分の思いを強引に伝えていた。
「絶対君を離さない。
どんなに嫌われても僕は君を愛している・・」
「・・・」
ソヨンはヨンジェを見つめ、どうしていいのか戸惑っていた。
「ソヨン・・」
ヨンジェの声にソヨンは更に顔を上げ、ヨンジェを見つめた。
すると、当然にようにソヨンの唇がヨンジェによって塞がれた。
ヨンジェは嫌がるソヨンの唇を巧みに抉じ開け、ソヨンを求めた。
そして、いつしかソヨンの抵抗がなくなるとヨンジェは切ない気持ちになっていた。
どうしても別れたくない・・・
どうしても自分の思いを伝えたい・・・
自分がどれだけソヨンを愛しているか
何よりソヨンにあの時の自分を赦してほしい
ソヨン・・・愛している・・・
ヨンジェは心の中で何度もそう呟いていた。
