- 週末で一気に読了。
- 村上春樹の『1Q84』。
読み始めたら止まらなくて、次へ次へと読み進めた。
「天吾の成長の物語」なんてまとめてしまったらいろんなものが削ぎ落とされてしまうし、まぁ、一元化することを拒否している物語であることはいうまでも無いわけで、ここに安易に評論することに意味は無いし、かといって深く潜って考える時間的余裕もない以上、感じたことを感じたままに受け取っておけば、とりあえずはそれで今の僕にとっての「意味」はある。
青豆には、あまりにも救いが無さ過ぎないか・・・・ふかえりの母親は、どうなったのだろう・・・・あの編集者は?? ふかえりの育ての親は・・・・・・等々、あまりにもたくさんのテーマが盛り込まれたが故に、「そこをもっと語って」という部分があることにはあるし、個人的には、BOOK3を、期待したいところ。
(むろん、彼の物語における登場人物はいつもの如く、必ずしも全てが実体としての人では、ない。)
相変わらずの村上春樹ワールドは健在だけれども、しかし、オウム以降、やはり彼の問題意識は、随分と変わってきた気がする。暴力や、SEXが、こんなに溢れた彼の物語は、少なくとも僕の記憶には、ない。
現実とか、非現実とか、正義とか、悪とか、そんな単純な二元論に回収できないものを、物語ろうとする試み。
その全体として、彼は「生」を、語ろうとしている。あるいは、「愛」を。
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