現役学校栄養士兼主婦です。いまどきの給食を縦糸に、主婦としてのつぶやきを横糸に、つれづれに書いていきたいと思います。
コロナで全国一斉休校になってからもうすぐ2年。学校生活が一変してからも2年。給食も黙食をはじめとしていろいろありました。給食が大好きで、給食室あてにお手紙をよく書いてくれる児童がいたんだけど、担任の先生から「給食を食べるのが怖いと言っている」と相談がありました。よく聞いてみると、給食がというより誰かが触った食器を使うのが怖いという事のよう。お弁当を持ってくるか、最初に配膳するか(担任もしくは本人がアルコール消毒の上)、家からタッパーを持ってきてそれに盛り付けるか。タッパーは食中毒があった時に原因が辿れないからと、担任も選択肢に入れない方向。そうですねぇ、食べるとしたらやっぱり最初に配膳ですねぇ、調理員さんが作ってるのは怖くないんですよねぇ、とお話しして、ご家庭と相談してもらうとのこと。これが給食が嫌いだったり、関心のない児童ならともかく、給食を大好きでいてくれる児童っていうのがしんどいなぁ。
某つぶやきから、書こうと思ったことが長くなりそうなので、久々にこちらの記事を上げようと思いました。朝、昼、晩、食事を作るとき、世の奥様は「献立を立てるのが大変」とお嘆きである。その参考(献立の立て方)として、給食の献立表を見ていただいてはどうか、ということを某所でつぶやいたんですが、その読み解き方が難しいということを知りました。例えば、ある日の献立を書いてみましょう。①「ごはん、牛乳、魚の照り焼き、けんちん汁、おひたし」②赤の食品(血や肉になるもの)牛乳、めかじき、豚肉、とうふ、かつおぶし③黄の食品(熱や力になるもの)米、さとう、油、さといも④緑の食品(体の調子を整えるもの)にんじん、大根、ごぼう、こんにゃく、ねぎ、小松菜、白菜これに栄養価(たいていは熱量、たんぱく質、脂質、塩分ではないかと思います)が記載されているのが一般的な内容ですね。で、参考にしてほしいなぁと思ったのは、とりあえず①のところなんですね。これごく一般的な和食にして書きましたけど、主食に対していわゆる一汁二菜になってます。センターなんかで入れ物に制限のある場合、おひたしのところがデザートになってたりしますけど、この料理の時はこれ組み合わせればいいんじゃない?って参考にはなるんでないかい、と。ですがそれだと、なんで②③④の記載があるのかとなっちゃうようです。これを家庭科の授業でやるとします。家庭科の場合は朝ごはんの献立をやったりしますので、ぶっちゃけこの内容じゃ豪華すぎるんですがw子供が立てるときの参考で例に出してやりますのでまぁいいか。それぞれの料理を材料に分けてみます。ごはん…米牛乳魚の照り焼き…めかじき、さとうけんちん汁…豚肉、とうふ、にんじん、大根、ゴボウ、こんにゃく、ネギ、サトイモ、かつおぶし(出し)おひたし…にんじん、白菜、小松菜、かつおぶし色分けすると、どの色の食品も使われていることが分かります。子供たちが朝ごはんの献立を立てると、たとえば次のケースになることが多いです。「ごはん。目玉焼き、ウインナー、みそ汁」ごはん…米目玉焼き、ウインナーみそ汁…わかめ、ねぎ(学校で教えるときには、わかめ=海藻は赤の食品として考えます)家庭科的にはいちおう3色入ってるのでOKになっちゃいますが、緑の食品が給食と比べて圧倒的に少ないことはわかると思います。なので、みそ汁に野菜を入れてみようとか、目玉焼きに生野菜を添えてみようとかアドバイスをします。(これ字面だけで書いてますが、実際には主食、主菜、副菜、汁物の図を作ってそれに当てはめるようにすることが多いです)3色の読み解き方はこういう感じになります。ただ、上の献立だとわかりやすいですが、どれに何が使われてるんだかよくわかんない場合も多々あると思います。味のバランスもわかんない。そこで、今日食べてきたお子さんに聞くわけですよ。これは何が入ってたの?どんな味だったの?お母さん作ってみたいから教えて、とか。聞いてみたら嫌いなやつで地雷だったりwとかの場合もあると思うし、子供ははっきり言うとなかなか献立の名前って覚えてくれませんwなので、すぐには会話の成り立たない場合もあると思います。そこは家庭で違うので、うまくやっていただきたいですが、会話を繰り返していくうちにお互いいろいろ見えてくると思います。(ちなみに子供はどのお皿に入っていたかでおかずを覚えているケースが多く、うちのほうでは小皿もしくは小さいボウルと大きいボウルで「小おかず」と「大おかず」と呼んでいるところが多く、おおかた「小おかず」のほうがいわゆる主菜のケースが多いと思われます。)野菜の使い方など、家庭じゃやらない使い方をしてる場合もあるし、地場野菜を使った献立を見て「おじいちゃんまた大根いっぱい抜いてきたわー、何に使おうかしら」って場合のアンサーにもなるでしょう。学校で教えることはこれに限らず、継続することで力になるものです。こうして毎日の献立表を通じて親子の会話、食卓への関心につないでいくのが、献立表の見方だと私は思っています。親になるとわかりますけど、学校からのプリントってかなりたくさん届きます。献立表はその中でも、見てくれる可能性の高いツールだと思っていましたが、活用方法をもっとアピールしないとだめだな、同時に活用してもらえる献立を作らないとあかんな、と思いました。こんなところで。
昨夜の分の記録。お吸い物代わりに年明けうどん