気のむくままに独り言

気のむくままに独り言

このブログは自分用の備忘録です。
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好きなことを、ひっそりとつぶやいてみる。
フィギュアスケート(主に高橋大輔選手)、モノづくりなど…。

The MELT』(以下、MELT)の後半、数公演を観てきた。

スーパーアリーナではないけれど、絶好な座席位置だった。爆笑


構成・演出は菊之丞先生。

菊之丞先生は全ての氷艶シリーズ(『LUXE』を含む)を知る男!


その菊之丞先生だけあって、過去に演出を手掛けた『LUXE』と『氷艶2024 〜十字星のキセキ〜』(以下、十字星)をベースにしてMELTさせているんだなと感じた。


練習時の写真で布に覆われていたおくるみ大ちゃんは、本番では美しく羽化して光を放っていた。
この布を使った演出もLUXEを想い起こさせるひとつ。


第一部の最後は、十字星の冒頭であり、そこへつなげるためのストーリー展開であったように思う。

光がさし、雲が現れ、嵐となり、雨が降り、大地に水が潤い、植物が芽吹く…。


植物の芽、哉中ちゃんをはじめとする紫ガールズ。

『滑走屋』でも哉中ちゃんは玄武の紫ガールズを率いていたが、全く異なる表現で哉中ちゃんの表現の巧さを感じさせた。


芽吹いた芽のひとつである哉中ちゃんがクローズアップされ、やがて葉が生える。

この幼葉が大ちゃんと刑事くんであり、まるでMirror(通称:ナルシス)のようだった。


これはLUXEのナルシスを想い起こすものであり、芽吹いていく哉中ちゃんは、LUXEでしーちゃんが演じていた食虫花ではないかと…。


食虫花の甘い香りに誘われてやってきたのが一匹の熊蜂である友野くん。

今までの流れをガラッと変えるコミカルな演技となった。

友野くんや光翔くん、晃平くん、おぬくんなど、愛らしい熊蜂たち。

最後、熊蜂は花に変わるが、2匹のみなぜかトウモロコシに。

このトウモロコシは、『氷艶2025〜鏡文の夜叉〜』(以下、鏡紋の夜叉)で晃平くんがトウモロコシ攻撃してたのに関係するのかなとも思ったり。


あーやさんの「祈りにみちて」によるしーちゃんとのコラボ。


十字星の冒頭のセリフへと続き、銀河のお祭りとなり、観客参加で溶け合った。

ただし個人的には、このブレークタイムのラップバトル形式(リリックバトル)はなかったほうがよかったかなと思ったりもする。



このあと第二部では、氷艶のルーツを巡るようになっており、『氷艶2017〜破沙羅〜』(以下、破沙羅)から始まる。


楽しみにしていた阿国の舞。


あれから9年のと年月が経った。

9年前、遊女に紛した義経が敵陣に潜入し、舞い踊るという初々しい遊女を演じて大ちゃんも、今回は逞しい二の腕をさらし男性っぽく登場し、舞い滑る。

でもどこか後ろ姿は艷やかで色香漂い、阿国ちゃんから阿国様という風格を漂わせていた。

これが9年の歳月か…


義経様の登場曲で現れたのは、破沙羅のときキッズスケーターとして出演していた璃士くん。

あのとき恋焦がれた義経様ではないのが、少々寂しさも感じるところ。


その後、月光かりの藤壺の歌が続き、十字星の「HAMO」、鏡紋の夜叉の歌へと続く。


念願であるLUXEの「黒い鷲」も観られた喜び。

衣装も当時のままだった。


2021年はコロナ禍という特殊な期間で、かなだいはカップルとなって1年という状態であった。

あのときも目を見張る素晴らしい演技だったが、かなだい結成から5年半、熟成されさらに素晴らしい演技となって帰ってきた。


あーやさんがレコーディングしてもいいと言ってくれているので、是非、音源をもって他のアイスショーでも披露してほしい演目である。

氷艶の世界だけに留めておくのは勿体ない!



途中、和太鼓プロがあり、破沙羅のDRUM TAOを懐かしく思い出した。

(ちょっと滑走屋の白虎隊風味ではあったけど)


和太鼓プロのあとは「紅蓮の炎」。

このプロは、LUXEのスペイン(フラメンコプロ)を想起。

2021年のときの、しーちゃんvs哉中ちゃんの構図も、年月が経ったことがみてとれて、哉中ちゃんもすっかりベテランに。

仲裁するマタドール輔は登場するまでもなくという感じに仕上がっていた。



ここから増田くんの「暁」、あーやさんの「虹の向こうへ」が続く。

LUXEのときはテーマ曲として「LUXE」があった。

今回のMELTはテーマ曲としては発表されてないけど、「虹の向こうへ」がテーマ曲なんだと思う。

前半の増田くんもこの曲を歌唱していたし。


それにしても、あーやさんがサックスを持って氷の上に現れたときはビックリした。

それもスケート靴を履いて。

後日、あーやさんがお父さまの形見のサックスだったと明らかにしたけど、なんとなく最初に見たときにそうなんじゃないかと感じていた。


大事な形見を持って、滑る氷の上で刃1枚で立ち、サックスを吹いてくれてありがとう。

とてもステキな音色、そして何かを乗り越えて新しい世界へ一歩踏み出していくようなステキな歌だった。



そして破沙羅の曲が流れる。

脳内は2017年の氷艶。大きなスクリーンというべき布に映し出される幸四郎さん(当時は染五郎さん)の仁木弾正、源義経(大ちゃん)、女神稲生(しーちゃん)の姿が思い出された。

ここから始まったんだよね〜としみじみ。


幸四郎さんのナレーション、正確には覚えていないけど「全ては破沙羅から始まり、また戻る」というようなことをおっしゃっていた。


来年は破沙羅から10年目という氷艶の節目の年。

"ここに戻る"とは演者が集うという意味だけでなく、破沙羅の再演もしくは続編を意味していたら嬉しいな。


義経側の四天王は、今なら役者さんを入れて揃えられる可能性もある。

誠治にーやん、拓朗くん、財木さん、青山くんと。

スケーターと混合でもいけるし!


弁慶は...と思ったとき、パッと思ったのが古田新太さん。

そーいえば鏡紋の夜叉での目撃情報あった。

いつか氷艶✕劇団☆新感線と思ってるんだけど、再演なら古田さんの弁慶が似合いそう…などと思ったり。グラサン


また、最後にご挨拶がなかったのは、終わりではなくプロローグだったという意味かもと思ってみたり。

冒頭の光、雲、嵐、雨、水、夜空が、いつしか夜が明け、虹が出現してという流れ。

その虹の向こうには…というプロローグ。


暁には"達成のとき"という意味もあるしね。

再演でなかったとしても、次の氷艶の演出家への品評会も兼ねているかも。

これだけスケートが滑れる役者が揃った。

イロトリドリの色から役に合わせて選んでいただけますよ的な…



いやー、楽しい時間だった。

氷艶同窓会な感じもあり、氷艶を見たことのない人がMELTを観たとき、どうなんだろう?と思わなくもなかったけど、作品として成立させていた。


過去の氷艶シリーズに関わってた人も会場に足を運んでもいた。

破沙羅からは佳菜子ちゃんと四天王のひとりである大島淳先生(光翔くんパパ)、月光りから波岡さんと佳菜子ちゃん、LUXEから佳菜子ちゃんとPIWの琴葉ちゃんと松本さん、十字星からまりゑさん、鏡紋の夜叉から森田望智ちゃん。

きっともっと来てくれてたんじゃないかなと思ったり。



ひょうえんずの輪がどんどん大きくなっていく。

公演が終わってもこれだけの関係性を保てるって普通ではないと思うけど、それができちゃうところが凄い。

居心地のいい仲間たちなんだろうな。


出演をオファーした氷艶Pの人選が凄いってことかもね。おねがい

それに加え、座長がオレが俺がじゃないところがまたいい。


…ということで、

次に氷艶サイトのカウントダウンが始まるのを楽しみに待つとしよう。




【MELT関係の記事】


SPICE: 

尾上菊之丞インタビュー『The MELT -Cross of Roots-』 高橋大輔出演『氷艶』の縁がクロスする新たなアイスショー 

 https://spice.eplus.jp/articles/345770


Premium Japan: 

尾上菊之丞日記~よきことをきく~
尾上菊之丞×村元哉中 『The MELT』異分野の才能が溶け合い生まれるエンターテイメント 

https://www.premium-j.jp/premiumsalon/20260502_71753/


共同通信: 

▽高橋大輔さん、増田貴久さんと再びの共演 アイスショー「The MELT -Cross of Roots-」開幕 『氷艶』彩ったプログラムも 

https://deepedgeplus.kyodonews.jp/ice-show/175324/


▽【ネタバレ注意】高橋大輔さん座長『The MELT』3日目リポート 平原綾香さんが登場、スケーターとアーティストが生き生きと 

https://deepedgeplus.kyodonews.jp/ice-show/175399/


World Figure Skating: 

高橋大輔、増田貴久ら熱演!「The MELT-Cross of Roots-」開幕 

https://worldfigureskating-web.jp/news/25291/


日刊スポーツ: 

「かなだい」高橋大輔さん&村元哉中さん、歌手平原綾香や俳優福士誠治らが共演 新アイスショー 

https://www.nikkansports.com/m/sports/news/202605040000699_m.html


AERA: 

高橋大輔が名プログラムを5年ぶり熱演 唯一無二のエンターテイナーが氷上で証明した“道程” 

(文/沢田聡子) 

https://dot.asahi.com/articles/-/282302


FRaU: 

▽「The MELT -Cross of Roots-」レポート1 前編 

歌舞伎と融合した「氷艶」で誕生した高橋大輔の「伝説の演目」。鍛え上げた肢体が魅せたもの

 (文/田中亜紀子) 

https://gendai.media/articles/-/167027


▽「The MELT -Cross of Roots-」レポート1 後編 

増田貴久が歌い、高橋大輔と躍り、滑る。第一線でアイドルで居続ける人の「力」

 (文/田中亜紀子) 

https://gendai.media/articles/-/167028


▽The MELT -Cross of Roots-」レポート2 前編 

平原綾香が亡き父への思いも…高橋大輔が魅せた「氷艶」仲間たちとの進化と絆

 (文/田中亜紀子) 

https://gendai.media/articles/-/167097


▽「The MELT -Cross of Roots-」レポート2 後編 

高橋大輔「氷艶」誕生につながる、松本幸四郎が長く温めていた熱い思い 

(文/田中亜紀子) 

https://gendai.media/articles/-/167098



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