制服この状況いいんかい?
明治時代以降、日本の学生服は進化を遂げ、多様化し、日本式のものが海外にも採り入られるようになった。特に、女子高校生の制服は、進学の志望理由になるほど個性が際立ち、今や、高校を卒業しても似合うなら着続けていたいと思う人も少なくはない。それとともに、日本人女性のスタイルが欧米人化し、身長やバストサイズが大きく変化したのも相まって、制服スタイルが似合う女性が増えてきたともいえる。女子大学のCMやTVのドラマやバラエティ番組、J-POPのPVなど、制服姿の女性を多く見られるようになってきたのは、その姿が「画になる」のと同時に、制服姿が似合うことに対する日本人女性の映り方、見られ方、その奥に伺える乙女心があるといえよう。制服姿で印象に残るのがスカート丈の長さ、つまり、脚が見える部分がどれほどなのかによって印象が左右されるが、近頃は、ミニ派とロング派の二極化が進み、ミニ派は関東、ロング派は関西というスタイルが確立しつつあるようだ。ミニ派は制服の着こなしをよくしようとするのに対し、ロング派は私服の延長として着こなすことを制服に託しているようだ。また、スカート丈と同じくらい注目されるのがソックス丈と色で、白いくるぶし丈から紺のハイソックスに流れが移ると、スカート丈も短くなってきた。スカートとソックスの長さのバランスを気にしているのは、まさに「脚を美しく見せたい」ことに集約される。特にこの年代の女子は、くびれに関しては未発達で自信がなく、より自分を魅力的に見せられるのは「美脚」だと考えやすいので、とくに腰から下にバランスのとれたコーディネートを好むという。女性が若く、かわいらしく映っていたい願望のアイコンこそ「制服」なのだろうが、リボンやスカートの鮮やかさでは表せない「脚の美しさ」を愛でるべきなのだろう。