まさかの新キャララッシュ
と言う訳で、一週の内に2人も新しいキャラが登場する事になりました。
シロンちゃん、みんな成長してしまった中での幼女成分追加という事なのでしょうか。
まぁ、このアニメに限ってそんな事は無い訳で、見解の差異はあるかも分かりませんが僕は『ifエリン』として彼女を観ました。
(下級の)貴族に生まれついたエリンというか。
僕がエリンが作品として偉いなぁと思うところの一つは、キチンと客観描写をいれるとこなんですね。
ややもすればエリン=視聴者視点になってしまう、物語では当たり前の話なのですが往々にしてそれは独善ともなります。他者からのツッコミの不在というか。
だからしばしばエリンの中では、(もちろん主人公が乗り越えるべき困難という意味も含むけれども)他者からエリンの行動や思想を否定されるとか、注意されるところが凄い多いんですね。
その注意を踏まえつつ、なお自分の欲するところで行動出来るのが彼女の凄さとして表される訳でもあります。
エリンはカザルムも長らく住み着いてきて、真王が王獣の懐妊を喜ばれている以上、キリクも下手な行動は出来ない段階。そういう中で、新しい視点を持ったキャラというのは必要だし、また新しい立場のエリン、そして受け継がれる物というところを考えた場合、やはりこういうキャラは重要だよなと感じる訳です。
ちょっと極端な子ではありますが、これも実はエリンの裏返しみたいなもんで、頑固だけど素直って辺りなんかはやっぱりエリンを彷彿とさせる。そして家のしがらみを持ち、社会の既成概念で自分の人生を定められそうになったシロンとしてはあらゆる意味で型にはまらないエリンは自由であり、羨望であり、また嫉妬の対象でもあった。
エリンにはエリンで人には言えない程の苦労があるのですが、シロンにとっては今のエリンが全て。
そして本の世界しか知らないのと、今のエリンしか知らないのは彼女にとって相似形なのですね。
ここら辺の人間関係をしっかり描けるところが非常に良いなと。
ちょっと懐柔が早すぎる感もありますが、これから激動の展開になる事を考えれば充分及第点ですし、また彼女の回心を納得しうるだけの出産シーンだったと思います。
もう1人の新キャラであるアルも、どんな形で関わってくるのか大いに気になるところです。
さて、来週はいよいよロリコンダミヤがエリンと接触!!
ちょっと待て、もう幼女じゃないぞ! セイミヤも!