大杉さん逆ギレ。
いやまぁ…エデン連中が誤解したんだから理解できなくはないが、瓜田に沓を納れず という言葉もあるように非常に紛らわしい符号が多数あったわけですからねぇ。大杉さんに非がなかったとは言えないんじゃ……。
そこを責めるのが大杉クオリティなのかもしれませんが。
ともかく、滝沢君はノブレス携帯(多分刑事の)の解析を依頼するためにみっちょんと咲を連れて、京都にいるパンツ君の元を訪れることに。
この時、大杉さんが滝沢の写真を撮ってエデン検索にかけますが、そこに出たのは偽名の嵐。
このうち幾つかの名前は、一話のパスポートで存在が確認されています。
平澤も、どういうレベルかは兎も角滝沢君については疑念を抱いている様子で、みっちょんはいわばスパイの役目を含めて派遣されていた模様。流石に抜け目無いね。
起業の事務所はショッピングモールを利用すると言うことで、ここでまた『ゾンビ』の名前が出てきました。
三話で語られた『ドーン・オブ・ザ・デッド』は、
ザック・シュナイダーによるリメイクの原題=邦題でもあると同時に
ジョージ・A・ロメロによるオリジナル『ゾンビ』の原題
です。
あの時に、どっちを意図していたかは分かりません。
ともあれショッピングモールに立てこもる人々、そして生前の習慣からモールに向かうゾンビたち……
この構図は一緒です。
ここに消費社会への皮肉が込められているのは押入が語るとおりですが、
実は人間もモールを我が城として謳歌しているシーンもあるんですね。
そして噛まれたら感染してしまうことからも分かるように、
人間とゾンビは裏表の関係
にあります。
さらにはその均衡を崩すのも人間の暴走族だったりするわけで、実のところ人間が一番問題をまき散らしているようにも見えるのがこの映画の大したところです。
滝沢君のシネコンは、ニートにとってのエデンの園となるのか、はたまた逆にニートがゾンビであるのか。
すなわち平澤の言葉は
エリート主義で弱者(ニート)切り捨てのナンバー1の思想
ニートを肯定出来るような社会を目指す滝沢君の思想
の対立を示唆する物です。
つまりここからがある意味『東のエデン』の本番といって良いのかもしれません。
また、もう一つの軸である、「なぜ滝沢は記憶と記録をなくしたのか?」も、そろそろ判明してきそうな感じではありますね。
さて、記憶回帰のキーパーソンになりそうなパンツ君ですが、声が檜山修之さんなんですね。
個人的に檜山さんといってすぐ浮かぶキャラは幽白の飛影とか、ガガガの獅子王凱(実はあんま知らんのですがね)とか、グレンラガンのヴィラルとかでしょうか。
パンツ君は「自分が一番偉い人」だと思っているらしいので、押しの強そうな彼らのイメージは合っているかもしれません。
しかし同時に「引き籠もり」という消極性や脆弱性の強そうなキャラとは、相性が悪いんじゃないかという気もしてきます。そんな風に色々とと疑問を抱えていましたが、彼が登場して何故こういうキャスティングだったのか……その全てが分かりました。

おい、コレまんま檜山さんじゃね~か!!!

そう、彼は中の人にソックリだったのです!!
アイドル声優でもないのにビジュアルで選ぶ
よく分からない決断ですが
そうとしか思えないんだから仕方ない。
ちなみに……あまり関係はありませんが、檜山さんは矜羯羅童子 とも酷似していらっしゃいます。

はい、閑話休題。
次週はついにナンバー1&10との接触がありそうな感じです。
しかも一部公式系のうっかりバレに依るとおそらく……いえ、ここではまだ語らない方がいいでしょう。
ただ今の段階でも言えることは『東のエデン』の最終目的はニートの楽園を作ること。
その為にはナンバー1との対立が避けられない。
逆に言えば、ナンバー1の目論見を阻止してしまえばある程度の目的達成という事にもなります。
妨害してくる、出来るのはセレソンくらいでしょうし、セレソンの中でもあがりを気にしない人は結構居そうですからね。要するに
個人的にはナンバー1の少数精鋭切り捨て社会を阻止するのがTVシリーズでの到達点じゃないか
と考えています。
今言えるのはこれくらいかな?
そういや冒頭のジョニーの事も気になるなぁ。
ジョニーってネタが多いけど、何か意味あるんだろうか。