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明日へ

ふと感じた日常の出来事や写真載せる独り言ブログです
元気になれる言葉たくさん見つけていきたいです。

風に乗ってどこからか
金木犀の香りがするこの季節が好き

祖父は全盲だったので
家族が杖代わりだった

特に朝の散歩は私と

近くの神社まで
紫の朝もやの中を祖父と2人で…

小さな頃は祖父が全盲だとは気づかずにいた
家の中では見えるかのように
普通に過ごしていたから

私が小学生の中学年になる頃
祖父の手を引いてクラスの男子と
会ってからかわれてから
祖父の手を引いて歩くのが恥ずかしくなった

祖父は明治生まれで歳の割には
背が高く背筋がしゃんと伸びて
厳しい人だった

その一面おしゃれで
いつも髪はチックで整え
近所では少し有名なマッサージ師
なので
先生!と言われ
子供心に恥ずかしいのと自慢
の気持ちで複雑だったのを思い出す

朝の散歩は朝もやの中をゆっくりと
露に濡れた玉砂利に足を取られ
ないように歩く

境内の中は金木犀の香りだけが
祖父と私のまわりを包み込み
柏手を打ちながら
1日の始まりを感じた

誰の目も気にせずに過ごした
日常の中の神聖な時間だったように
大人になった今は思う

金木犀の香りが今朝も
窓から入り込み
一緒祖父が隣にいるようで
背筋が伸び

澄んだ気持ちにしてくれる
この季節が大好き