君は生まれた時、息をしていませんでした。

お医者さんが何度も口の中の羊水を吸い取りながら、バシバシ君を叩いていました。

「5分が勝負だから。」そう言って。



お姉ちゃんの時のほとんど痙攣状態だった恐ろしい陣痛はなく、痛みから突然いきみになった君の出産。

私も先生も予期していなくて、分娩台に乗る頃にはもう飛び出して落っこちるんじゃないかと思う勢い。

あっという間の出産。早すぎたんだね。



叩かれまくった所はものすごく腫れてたけど、無事に産声を上げた君。

今でも思い出すと手が震えちゃう。

この時ばかりは周り全てのものに感謝しました。



それが今や・・

憎まれ口は天下一品だし

何度言っても寄り道して帰ってくるし

お姉ちゃんと喧嘩する度ランドセルに攻撃するのやめなさい。



でも 大きくなった。

標準には届かなくて ちょっと喘息もちだけど

後姿がしっかりしてきたね。



もっともっと大きくなって

そのうち見向きもされなくなって

私が死んでからやっとしみじみしたりするのかもだけど



ありがとう

先生はじめ

今までかかわってくれた皆さんも

これから出会っていく皆さんも



息子をどうぞ宜しくお願いします







・・・なんか遺書みたい?!

母は超元気です!(笑)