がんって、重大な病気であることは、きっと成人であれば、理解されている。

僕も宣告を受けた時は、僕の残りの時間が物凄く少なくイメージして、数週間でエンディングノートを完成させたことを、今でも思い出します。

残り少ないと思って時間から、2年4ヶ月が経過し、その時間の中で、仕事以外の大切なことを見つけ、更には僕が現世から離れるまでの間、ずっとお付き合いして行きたい真友とも出会うことができました。

死の恐怖に襲われること、たまにはありますし、未来のことを考えると、沢山の課題も不安もあります。

治療を始めた当初は、
「後悔ない人生」
を目指し、色々なことを行ってきました。
今考えると、死ぬための準備だったのかもしれません。
その1つが、僕が無くなった後の家族の生活設計。子供たちが学生を卒業するまでの支出に対し、保険、退職金、遺族年金、その他の収入で補うことができるか、シミュレーションしたこともあります。

そんな、僕は時間の経過の中で、色々な方と一緒に行動をさせて頂き、大きく思考が変わったところがあります。

それは、僕の人生
「やり遂げないことがある人生。後悔する人生。」
時間が経つ度に、増大するミッション。タイムリミットがあるミッションもあれば、無いものもある。現在進行形でやりたいことは増大する。

結果として、僕は後悔する人生となるかな。汗

更に付け加えると、社会に取って本当に必要な活動であれば、必ず誰かが意志を受け継いでくれると思っています。

ただ、僕は残していきたい活動があり、先日、僕が先だったときには僕の意志を継いで欲しいと真友にお願いしました。
(誰かは内緒です。)

どんなに小さな活動でも自分に取っては大切なもの。少しずつ社会に浸透すれば良い


そしていつの日か、がんを宣告された大勢の人が笑顔になっていれば、僕がやりたかったことが実現できる。

誰のためでもない自分のために。