ウチは何の計画も思いやりもなしに、この世に生まされただけや。
親は全然面倒なんか見てくれへんかった。母親にはどうでもええ存在、父親にも同じや。ウチはずっと二人にとって重荷でしかなかった。

唯一の支えはおばあちゃんとおじいちゃんや。ほんまにウチのこと見てくれて、大事にしてくれたのはこの二人だけ。でも分かってる、一日いつか二人もおらんようになる。その時、何も残らん。ただウチ一人、この世界で居場所もなく生きてるだけ。

ウチは生まれた時から望まれてへん存在やから、どこにも属されへん。存在してるだけで、心の中で帰る場所なんか一つもない。

他の若い子らが優しい親やほんまの友達に囲まれてるのを見るたびに、嫉妬で心が食い潰されそうになる。
あの子らにとって当たり前のもんは、ウチには一生手に入らんもんやから。