3月21日に峰ちゃんの追悼コンサートに行って来ました。

 

当日はあいにくの雨。

何故か峰ちゃんのライブの時って、雨とか曇り空が多かったんです。折りたたみの傘で十分なくらいの小雨が多かったんですが、今回も同じで‥‥。

やっぱり峰ちゃん、バウホールに来てくれてたんですね。何だか嬉しいような悲しいような‥‥。

 

そして今回もまたカメラ収録日。

宝塚時代の峰ちゃんの公演を観に行く日は、関テレのカメラが入っていたり、レコードの収録日だったりしたことが多かったんで、何か一回分損した気分になっていたんですけど、今回もまたカメラの日‥‥。

まあ、これもまたいつも通りですね 笑い泣き

 

花のみちの桜が少しだけ咲いていました 桜

峰ちゃんの好きな桜の季節のコンサートになりました。

雨の中頑張って咲いてくれた桜に感謝です。

 

 

 

 

 

公演時間は途中休憩なしの1時間45分。

構成・演出は谷正純先生。音楽は𠮷田優子先生。

 

出演者は同期生の高汐巴さん、寿ひずるさん

 

元星組の日向薫さん、あづみれいかさん、紫苑ゆうさん、南風舞さん、洲悠花さん、三城礼さん、花愛望都さん、久留実純さん、燁明さん、華村りこさん、出雲綾さん、ちあきしんさん、麻路さきさん、稔幸さん、えまおゆうさん

 

そして退団後に親交があった姿月あさとさん、和央ようかさん、湖月わたるさん、朝峰ひかりさん、彩輝なおさん、大和悠河さんでした。(北翔海莉さんは東京公演のみ)

 

 

曲名は

 

*ザ・フラワー・・・・『ザ・フラワー』

*花にふれた私・・・・『ザ・フラワー』

同期生以外の全員(?)

 

MC 麻路さきさん、南風舞さん、紫苑ゆうさん、日向薫さん

 

*愛におののく花・・・・『ザ・フラワー』

高汐巴さん、寿ひずるさん

歌の後にトーク

 

*この恋は雲の涯まで・・・・『この恋は雲の涯まで』

寿ひずるさん

 

*愛のカンタータ・・・・『愛のカンタータ』

 

*幸せの鐘の鳴る日・・・・『誰がために鐘は鳴る』

 

*ロミオとジュリエット・・・・『ロミオとジュリエット』

 

*思い出はいつまでも・・・・『忘れじの歌』

 

*ストーミーラブ・・・・・『ザ・ストーム』

 

*ユリウスおまえこそ・・・・『オルフェウスの窓』

 

*ロンリー・ハート・・・・『ロンリー・ハート』

南風舞さん、ジョン

 

*愛すればこそ・・・・『暁のロンバルディア』

 

*君はマグノリアの花の如く・・・・『風と共に去りぬ』

高汐巴さん

 

MC 高汐巴さん

 

*『深川マンボ』

日舞を踊る峰ちゃんのVTR

 

*礼真琴さんからのVTRメッセージ

 

*比翼の鳥・夕映えの飛鳥・・・・『飛鳥夕映え』

彩輝なおさん

 

*白藤の雨・・・・・『更に狂はじ』

大和悠河さん

 

MC 麻路さきさん

『CHICAGO』メンバーでトーク

 

*MAY OUN BEST FRIENDO・・・・『CHICAGO』

湖月わたるさん

 

*AND ALL THAT JAZZ・・・・『CHICAGO』

和央ようかさん

 

*ALL I CARE ABOUT・・・・『CHICAGO』

姿月あさとさん

 

MC 紫苑ゆうさん

 

*WHAT’S THE TITLE…!・・・・『WHAT’S THE TITLE…!』

 

*ジュビリー・タイム・・・・『ジュビリー・タイム!』

 

*ボンジュール宝塚・・・・『ザ・レビューⅢ』

高汐巴さん

 

*ジュリアン・クレール・・・・『アルジェの男』

ちあきしんさん

 

*愛の祈り・・・・『西海に花散れど』

寿ひずるさん

 

*プラス・ワン・・・・『プラス・ワン』

 

*華麗なるファンタジア・・・・『華麗なるファンタジア』

 

*我が愛は山の彼方に・・・・『我が愛は山の彼方に』

稔幸さん、南風舞さん

 

*愛のシンフォニー~レビュー万歳・・・・『レビュー交響楽』

麻路さきさん

 

*エル・アモール・・・・『哀しみのコルドバ』

南風舞さん、洲悠花さん、紫苑ゆうさん

 

*哀しみのコルドバ~コルドバの光と影・・・・『哀しみのコルドバ』

紫苑ゆうさん

 

*花風吹~恋幻・・・・『紫子』

日向薫さん

 

MC 日向薫さん

 

*星を愛して

峰ちゃんのサヨナラショーのVTR

 

*別離の肖像・・・・『別離の肖像』

星組(?)

 

MC 南風舞さん

 

*愛の旅立ち・・・・『ザ・レビューⅢ』

峰ちゃんが『ザ・レビューⅢ』のフィナーレで歌う映像

2番目から全員

 

 

3回幕が開いて、最後のご挨拶は麻路さきさんでした。

 

(複数人で歌っていたり、誰が歌っていたのか記憶が曖昧な歌は名前を書いていません)

 

 

 

公演プログラムが去年の淡い水色から淡いピンクになりました。

中のコメントも少し変更されていて、今回もまた植田紳爾先生のコメントに涙‥‥。家に帰ってから読んでよかった。でも、始まる前に読む勇気はなかったですけれど‥‥。

 

幕が開いて、舞台上の峰ちゃんの映像を観た瞬間にもう涙でした。

発起人のマイマイさんやマリコさんやさえちゃん、そしてネッシーさんやシメさんやプッチさんや当時の星組メンバーが並んでいる姿にも胸が熱くなりました。こんなにも多くの下級生のOGさんに愛され、慕われていたんだと思うと嬉しい反面、とても悲しいです。

どうしてここに峰ちゃんがいないんだろう‥‥。

 

マイマイさんの歌う「ロンリー・ハート」にまた涙。

純白のドレス姿で、峰ちゃん演じるアーネスト君のくまのぬいぐるみのジョンを手に持って‥‥。あの日と同じバウホールでこの歌を聴くのはとても感慨深かったです。

あれからもう40年も経ったんですね。なんかほんの数年前のような気がします。

気弱なアーネストと積極的なマージョリー。あの日の舞台が蘇って来ました。朝の5時にデートしてましたね。17才のアーネスト君の初めてのデートでした。峰ちゃんもマイマイさんも可愛かった 野球

 

イーちゃんは相変わらずの歌唱力。峰ちゃんの歌って難しい曲が多いんですけれど、その中でも難度の高い「この恋は雲の涯まて」と「愛の祈り」を歌っていました。トップになってほしかったなと今でも思ってしまいます。

 

ちあきしんさんの歌を初めて聴いたんですが、うまい 。ド素人の一般人の私がこんな批評できる立場ではないんですけど、歌唱指導されてるだけあってさすがの歌唱力でした。この「ジュリアン・クレール」の歌も難しいんですよね。

ちあきしんさんは峰ちゃんの大劇場の千秋楽の日、ボレロの場面で涙を流されていたんですね‥‥ 星空星空

 

シメさんは相変わらずシメさんでした  宝石紫

今回はさえちゃんも参加できてよかったです。でも、何故かベルばらの主題歌が入ってない‥‥。

 

 

舞台上の峰ちゃんの映像を見てるだけで悲しくて、かなりメンタル的にきつかったんですけれど、特に心に刺さった言葉がありました。

『CHICAGO』のメンバーの話の場面。マリコさんが最後に病院にお見舞いに行った時に『CHICAGO』の話になって、峰ちゃんが「もう一回やりたいね」と言っていたそうです。

マリコさんには病気のこと言ってたんですね‥‥。

そして、マイマイさんが「峰ちゃんの相手役として過ごさせていただいた日々、幸せでした」と、途中で声を詰まらせながら挨拶された時に、また号泣してしまいました。

峰ちゃんとマイマイさんさんは宝塚史上最高のトップコンビです。

欲を言えばもう一作、二人でがっつりと組んだ作品が観たかったな‥‥。そして二人の究極のデュエットをこの先もずっとずっと聴いていたかった‥‥。

 

 

最後の「愛の旅立ち」の映像はただただ涙でした。

峰ちゃんの圧倒的な歌唱力と声量に酔いしれていたあの日に戻ったようでした。けれども現実は厳しいもので‥‥ここにはもう峰ちゃんはいない。そう思うと余計に悲しくなってきて崩れそうになってしまったけれど‥‥。

峰ちゃん、バウホールに来てくれていますよね。絶対に来てくれてましたよね‥‥。

峰ちゃんの映像と共に出演者全員で声を合わせて歌う「愛の旅立ち」は、圧巻でした。ただ悲しいだけではない、愛ある熱い想いに包まれた涙でした。

 

 

本当はこのコンサートに行くべきか、かなり悩んでぎりぎりまで悩んで‥‥。

行けば峰ちゃんがもうこの世界にはいないという現実と向き合わなければいけない。最後まで観る勇気というか自信がなくて‥‥。

だけど、峰ちゃんの追悼コンサートに峰ちゃんのファンが観に行かないなんてやっぱり変。追悼コンサートなんですから‥‥。

それに何より峰ちゃんのファンに観ていただくのが一番大事だと配慮してくださったので、その優しさが嬉しくて、心を決めて観に行くことにしました。

悲しみはまだまだ癒えないけれど、やっぱり観に行ってよかったです。皆と一緒に峰ちゃんを送ることができました。

 

 

こんなにも多くの後輩のOGさんが、峰ちゃんを偲ぶために集まって追悼コンサートを開催して下さったことに感謝しています。

発起人のマイマイさん、マリコさん、さえちゃん、そしてその他の偲ぶ会の皆様、スタッフの皆様、本当にありがとうございました。

 

亡くなった後にその人の価値がわかるというけれど、峰ちゃんは私が思っていた以上に、人としても表現者としても、とても偉大な人でした。雲の上の人でした。本当に雲の上に行ってしまったのが悲しい‥‥。

峰ちゃん、ありがとうございました。

これからもずっと私を支えて下さいね キラキラ