11月18日(土)午前10時、冷たい雨が降る空をガラス越しに眺めながら、ふと思います。旅に出る時に相変わらずのように『自分探し』と言って、周囲に白い目で見られるのも恒例だったりで、、、。
そう言えば昨年は伊豆大島100kmマラソン、珠洲100kmマラソンの両方とも70kmの関門を時間内に到着できなくて、どこか燃え尽きたような気分で、ずいぶん長い間、日課のジョギングもやめていました。
振り返ると、、、能登半島の先っちょの山の中で、、、
『とほほ、結局100kmマラソンって、どの大会も山越えばっかりだよ。。。』
そんな独り言を何度呟いたかわかんない中、何気に後ろを振り返ると、、、
『えっ?? 最後尾車両って、何よ??』
クネクネと曲がりくねった山道を僕の後ろ10mくらい離れて、ボンネットに最後尾と書かれた車が付いて来ていました。
『後ろのみんな、、、リタイアしちゃったの?? マジ??』
スタート地点から60km付近、どこまで行けるか自分でもわからなかったけど、少なくても僕は全然リタイアするつもりなんてない!!
ε=ε=ε=ε=ε=ε=┌(; ̄◇ ̄)┘
70km、両足が肉離れになって、歩いているのか、走っているのか、とにかく足を前に進める事だけに意識を集中します。後ろの最後尾車両からの視線をずっと背中に感じていて、今にもリタイアしそうな自分が情けなく思います。
『親父、次の関門、時間内にクリア出来そうにないや。。。俺には100km、無理なのかな。。。いつも坂道にやられるよ。。。』
空に向かって、呟きます。
『もう充分だよ。無理すんなって。』
空にいる父が一瞬答えたように感じました。
『俺の限界は42.195kmなんだろうな。もう潮時かもしんないな、、、』
あの時、自分の中で何かがぷつんと切れたような気がして、それっきりジョギングもマラソンも卒業したつもりでいたのに、、、。
今は冬の冷たい雨が降る空をぼんやり眺めながら、夕方には止みそうだから、走れそうだな、と考えています。最近は名古屋城を大回りに回るコースから、熱田神宮を往復するコースに変えていて、早朝や夜、ひと気のない熱田神宮に厳かな雰囲気を感じる事が少なくありません。
父のDNAは走る才能ではなく、走る記憶として僕の細胞に遺伝していて、僕は走ることで一日の区切りをつけているようなところがあります。結局、これが自分なんだと思う。燃え尽きてから気付くまで、ずいぶん長かったな。。。
空白は空白でしか埋める事が出来ないんだ。それは自分が飲み込み整理する能力が低いせいで、とりわけ時間がかかってしまうのかもしれないけど、僕はすっぽりと空いた心の隙間を埋めるのに、とにかく時間がかかるような気がする。。。
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車窓の向こうに広がる景色は冬の静けさに押しつぶされそうで、少し息苦しく感じます。
昨年はほぼ走り込みなしで参加した『お伊勢さんマラソン』も、いよいよ次の日曜日となりました。会社の同僚たちが集まって、名古屋チームと三重チームで合計43名がエントリーしていて、オリジナルでTシャツを作ろうと言ったあたりから、自分が社内の取りまとめ役のような雰囲気になり、、、若手の手前、恥ずかしい走りはしたくない気分です。
最近、食べログで口コミ投稿をするようになったんで、金沢でも何軒か行きたい店はあるんだけど、アルコールの飲み過ぎとか、食べ過ぎって、ちょっと罪悪感を感じる。。。(^_^;)
めしの助
052-446-7537
愛知県名古屋市中村区名駅2-36-5
https://tabelog.com/aichi/A2301/A230101/23054149/
ちなみに最近の投稿した口コミがこちら↑。
名古屋駅付近の『めしの助』さんの朝ごはん。
オススメです♫
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金沢駅にある『地酒蔵』で久世酒造さんの10年古酒を飲んでいます。琥珀色に熟成した大吟醸は元はあったはずの吟醸香を昇華して、鼈甲飴のような甘い香りを放っていて、辛口のキレは10年経って余韻を残す丸みへと進化しています。
『そうですね。あそこにある古酒でも、杜氏さんが変わった時期があって、同じお酒でも造り手が変わると印象も変わるんですよ』
『作り立ての日本酒は、それほど個性は際立たないのに、時間が経って個性が際立つのは人間と一緒かもしれないな』
『熟成酒の魅力を知っちゃうと、若いお酒は物足りなく感じちゃうから、お金かかりますよ』
『自分で熟成させよっかな。これって、瓶のまま熟成させてるんですよね?』
『でも、10年後に失敗したって気付いたり 笑!』
10年後か、、、古酒を飲みながら自分自身の10年を振り返ってたけど、今から10年後の自分はどこで何をしてるんだろ?
全く想像つかない。。。(>_<)
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12月1日(金)6時20分、
夜明け前のキリリとした空気を切るように新幹線が富山方面に駆け抜けて行きます。昨日、今日の商談の合間を利用して、ずっと行きたいと思っていた富山県の鱈汁街道に向かっています。
暗闇で今は見えないけど、冬の日本海は時に灰色の荒波を絶えず海岸線に打ち付ける時があって、そんな季節になると鱈は一層美味しくなります。僕の生まれ育った津軽地方には『じゃっぱ汁』という鱈を丸ごとぶつ切りにして、大根と長ネギと一緒にみそ汁にしたような料理があります。子供の頃も、津軽を離れる直前も、その『じゃっぱ汁』が特に美味しいと思った事はないんですが、最近になって食べたくなる事があります。特に美味しいものでも、懐かしさを感じる訳でもないような気がするんだけど。。。
前ばかり向いて生きているつもりが、ある年齢に達するようになると、時々無意識に振り返る回数が増えるのかもしれません。登山をする時、登りはじめに振り返ることは稀だけど、ある程度登ると眼下の景色を眺めて自分が登ってきた距離を感じるのと同じかもしれません。ただ僕たちは人生において、どんな頂上を目指しているのか目的を見失っている人は沢山いるし、そんな人にとって人生は、結局避けられない死の先にある天国に近づいているだけなのかもしれないけど。
少なくても僕は今、人生のゴールを見つけられずにいる。そして、きっと永遠にそれは見つけられない自信がある。
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糸魚川駅でえちごトキめき鉄道に乗り換え、夜が明けて車窓に見えた糸魚川の街並みは、真ん中に工場がでんと鎮座していて、もくもくと白煙を上げています。
『一両編成なんだ。。。』
こんな時、ふと、『千と千尋の神隠し』の一場面を連想する。今、ようやく7時を過ぎた辺りで、いつもだったらホテルで朝食を食べていそうな時間なんだけど、この列車に乗っている乗客は僕一人。
台風直下の足摺岬で見た水平線を、ぼんやりと思い出す。あれからまだ数ヶ月。いつかは鯨が見たいな。
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越中宮崎駅を出て、ひたすら真っ直ぐ歩いた先にある『栄食堂』でたら汁を食べた帰り、ひすい海岸を眺めています。
打ち寄せる波は穏やかではあるけれど、冷え冷えとするような水煙を立てていて、温まった身体でも身震いしそうになります。海の向こうで風がこだましています。糸魚川では翡翠が取れるみたいなので、ひょっとしたらと思って探してみたけど、、、見つかる訳、、、ないよね 笑!
飾りっ気のない『たら汁』はとても温かかったし、寒々しくていかにも田舎の風景の中にあって、どこか懐かしいような気分になるのは、幼少期に過ごした津軽に似ているからかもしれません。やがて大人になって、色んな町を転々としてきたけど、、、自分の原点を忘れたらいけないと思う。だからどうという訳じゃないんだけど、別に誇らしいものでなかったとしても、それは自分らしさの1つなんだ。
朝一番、いい気分転換になった気がするな。
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12月3日(日)4時30分、
松阪市内にあるビジネスホテルで、お風呂上がりの身体をベッドに横たえています。テレビから長良川の風景を背景にビリー・ジョエルの『ピアノマン』が流れています🎵
きっと誰か、この時間を任された放送局の担当者が、差し障りのない画像を探して自分の趣味で気の赴くままに音源を届けている、そんな空気感がテレビ画面から伝わってきます。昨日の壮行会?で飲んだアルコールを抜きたいと思って、長めに熱い湯船につかっていた身体はスティービー・ワンダーの『オーバージョイド』が流れる頃には汗もひいて、寝ぼけてた頭も少しずつ覚醒するのがわかります。
ずっと休んでいた?けど、久々に長距離を走ります。いつも通り前日に鰻を食べて、折角、伊勢に来たので昨日は外宮と内宮に参拝をしてきました。風日祈宮へ架かる橋から眺めた五十鈴川沿いは、真っ赤に紅葉が色づいていて、初冬というより晩秋の雰囲気です。
テレビ放映がはじまって『ネットショッピング』の時間になったので、テレビを消して自分のiPHONEから宇多田ヒカルの『道』を流します🎵
こんな真っさらな時間は、自分の中にある深いブルーも顔を見せません。一人でいるとなんて事もない瞬間に蒼く世界を染めてしまって、さびしさが理由で死んでしまうんじゃないかって思うこともあるけれど。。。
青ケ島で山田さんが言ってた言葉、、、
『好きな色はないけど、嫌いな色だったらあるんだ。なんだと思う?』
『、、、、、??』
『青だよ! だって、海も空もみんな青いじゃないか!!』
その時、山田さんと見ていたブルーに閉ざされた青ケ島は、空と海の境界線がわからないくらい曖昧になってキラキラと輝いていたんだ。
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12月3日(日)21時
お伊勢さんマラソンを走り終えて、15時頃、名古屋駅に到着、少し遅めの昼食(早めの夕食?)を食べて、帰宅。
お風呂に入って汗を流してから、週末にたまった洗濯をしたり、クリーニングを出したり、アイロンがけをしたり、今はベッドの上で、このブログを書いています。今週は靴磨きと部屋の掃除が出来なかったな。。。(>_<)
今日の伊勢地方は小春日和で短パンで走ってても寒くないくらいで、去年もそうだったけど、おはらい町を沿道の方々に応援をされながら走り抜けるのは爽快で、その先にある宇治橋に架かる鳥居は特別なパワーがもらえるような気がします。ほとんどトレーニングをしなかった去年よりは快走出来たけど、2時間を切れませんでした。去年からは、まだ5kgくらい増えていて、もう少し絞んなきゃダメな感じです。どうせだったら来年は今より10kgくらい落として、四万十ウルトラマラソン(100km)にチャレンジしよっかな。。。今年見れなかった鯨を見たいし、カヌーでツリーリングもしてみたいし。何より、そろそろ100kmを走りきる目標も達成しないと。
、、、少し早いけど、今日は寝よう。眠くなってきた。。。(( _ _ ))..zzzZZ
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12月7日(木)4時30分、
『sleep meister』というアプリを起動して、昨日の睡眠を確認します。深い眠りの谷が何個かあるけど、時間はそれほど長くありません。
『もっと長い時間、ぐっすり眠りたいな、、』
3日前に堺さんと行った『おばんざい そむら』の口コミを食べログに投稿します。写真を見ながら食べた物とか、飲んだお酒、その日のお店の状況を思い出して、、、
堺さん『お疲れさま。筋肉痛とかなってない?』
僕『ハーフだったら大丈夫だよ。むしろ前日のお酒が抜ける5kmがキツかった 笑!』
、、、
堺さん『イクちゃんと話してると癒されるな。ちょっと聞いてもらってもいい?』
、、、僕自身、堺さんと一緒にいると癒されるから、走った翌日に彼女と飲んでいたりする。
僕『金沢で10年の古酒飲んだけど、やっぱ20年は違う気がする。どう?』
堺さん『古酒って、泡盛のイメージあったけど』
僕『もうすぐ平成も終わっちゃうね。20年色々あったな。。。』
堺さん『うん。』
僕『このお酒、出来たての時って辛口のお酒なんだよ。でも、今、マルいでしょ。人もお酒も20年もするとマルくなるんだ』
、、、
結局、美味しい料理も、美味しいお酒も、それ自身が美味しいかどうかと同じくらい、一緒に食べる人が誰とか、そのお店にどんなお客さんがいてどんな雰囲気かとか、どんな女将さんが料理を作ってくれているかで、全然違うような気がする。
ホントにいい店って、不特定多数の人には秘密にしたいもののような気もする。。。
やがて平成の時代が終わるとしても、この30年は僕の人生の大切な部分を占めていて、僕は平成という時代を生きていたんだと実感する。そして、多分、昭和生まれが老人扱いされる日が何十年後かにやってくるんだろうな。。。
LET IT BE ☆彡





