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啖月会館MAXIMUM

帰ってきた啖月会館です。
「ことば」について色々な角度から眺めつつ、
漫画・映画・時事ネタ・雑学ネタ等に走ります。

 独立記事にするほどではないネタの寄せ集め、CM編第十九弾。
※過去の寄せ集めはコチラから。

 今回はラジオCMに絞って三つほど。

その①
 トミー・リー・ジョーンズさんが“宇宙人ジョーンズ”に扮して地球人の生態を調査するサントリーBOSSのCMシリーズ。
 ジョーンズが色々な職業に就き、『その職業だからこそ』遭遇するであろう独特な状況で、困惑や驚きを感じつつ、
「“ろくでもない世界”とか言いながら“でもまだまだ捨てたもんじゃない”」
あるいは
「やっぱり“ろくでもない世界”なのかもしれない」
と、現実の社会を見直したり、風刺したりしているところがCMの魅力の一つではないかと個人的に思っています。
「このろくでもない、すばらしき世界」というキャッチコピーがうまく体現されてると思っています。)
 その魅力を効果的に引き立てているのが、一連の流れの中
「だが」
の一言を添えて逆説的に状況を説く点だと思っているのですが、最近どうもその切れ味が落ちているようで…。
 
 ラジオ版のCMに
「若手に仕事のやり方教える上司が、段取りを中々覚えない(あるいは無視する)若手に『これだから“ゆとり”は…』とぼやくものの、一転PC使った業務では若手に教えを請うも段取りを中々覚えられないという立場の逆転を見せつつ
『ゆっくり丁寧に教えてくれよ』
と、予防線を張るあざとさ(あるいは相手の立場になって考える事が出来ない鈍さ)を表す」
ってバージョンがありまして。
 それはそれで風刺にはなってると思うのですが
「上司が若手を“ゆとり世代”と持て余してる。だがIT業務に関しては上司の方が“ゆとり世代”ではないのか」
と言ったジョーンズの心の声に
「いや、生まれた時からIT技術が溢れ、それが当たり前になっている若手世代と、勤め人人生の途中から職場にIT技術が導入され、それまでの仕事のやり方からの転換を求められて往生してる世代とを比較して“ゆとり世代”って表現持ち出すのは、さすがにどうなの?」 
と感じてしまって。

 2006年にスタートしているシリーズCMですが、ここ1~2年というか、ジョーンズの日本語吹替担当されてた谷口節さんが2012年に亡くなられた頃から
「“このろくでもない、すばらしき世界”が表現しきれてない気がする」
と感じるようになり、今更ながら
「ジョーンズさんとの契約とか色々のっぴきならない事情はあったんだろうけども、谷口さんが亡くなられたのを機に、シリーズの幕を引いても良かったんじゃないかな」
って思ったりしています。
 
その②
 JAバンクのサザエさんCM。
 多くの方がご存知と思われますが、登場人物の波平さんを演じられていた声優の永井一郎さんが2014年初頭に急逝され、ただストックがあったのでしょう、その後もしばらくは永井さん演じる波平バージョンでのCMが流れていました。
 しかし2014年春先、ラジオ版CMでついに波平さんの声変わりを耳にし、その時ようやく永井一郎さんの逝去を実感した次第です。
(CMそのものの話じゃないですが、CMに関連してるのでご容赦を)

その③
 JAつながりで全農のCMについて。
 全農と言えば、全農に所属されている卓球の石川佳純選手を全面に推し出してのCMが思い出されますね。
 これまでは
「全農が提供する食材をモリモリ食べて活躍する石川選手」
って感じのCMが多かったのですが、2014年の春先からは“お年頃”ということもあるのでしょう、
「料理にもチャレンジするぞ、石川選手」
というパターンのラジオCMが流れるようになりまして。
「最近料理に挑戦している石川選手のお手並み拝見」
って形で進むのですが、そのCMが
レトルトパックから中身を出して、それをレンジでチンしたりフライパンで温めたり、
あるいは
カット野菜をパッケージから出して盛り付けたりして
「出来ました!(“料理”しましたが何か?)
と言い張るもの。
 全農の食材を使っての“料理”()なわけで、『色々商品取り揃えてますよ』アピールがメインのCMなわけで、CM中
「パッケージカット→レンチン等の調理→はい出来ました(“料理”しましたが何か?)」
って流れの天丼を三回くらいかましてるのですが、さすがに3回めあたりで
「佳純ちゃん、笑い堪えて演じてるやんw」
って様子が聴いてて感じられ、なんかホワっとした気持ちにさせられました。
 現役生活が続く間、全農のCMに起用され続けるんでしょうが、
「これからもこういった微笑ましい演出のCMであってほしいなぁ」
と思わずにはいられませんでした。



 てな感じで、明らかに
「ペース配分おかしい」
というか
「お前、それは小ネタの範疇超えてるやん、独立して一個の記事として投稿しろよ」
という箇所が一部見られないでもない構成でしたが、今回の寄せ集めはこれにて終~了~。



※下調べで谷口節さん、永井一郎さんともに27日が月命日と知り、まとめて本日のアップにしてみたり。
(谷口 節さん :2012/12/27逝去)
(永井一郎さん:2014/01/27逝去)