一昨日の話…
昨日は終電も覚悟してたのが、思いがけず早く片付いた。とはいえ既に10時をまわっている。
軽く一杯ひっかけるつもりで銀座方面へ・・・。
なか日だというのに、人通りが多いのは、なんだか安心する。ひと気のない銀座なんて様にならないしね。
目指すBARに辿り着いた。
ドアを開くと、話し声が漏れ聞こえてきた。どうやらここも賑わっているみたい。
でも、気のせいだろうか、なんか聞き覚えのある声だが・・・。
階段を上がってカウンターの前にでると、バーテンの清水さんと目があった。
「いらっしゃいませ」
悪戯っぽい輝きを湛えた目で…言った。
「やっぱり仲がよろしいんですね」
スツールに腰掛けていた男が肩越しにこちらを振り返った。
「おお!なんだ奇遇だな~」
中学以来の友人だった。以前連れて来て以来、すっかりこのBARを気に入ったらしい。
「なんだ来てたんだ」
「おぅ!いま清水さんを口説いてるとこなんだけどさ~」
「阿呆か。おまえに清水さんが落ちたら俺のフェンダーUSAのプレシジョンをやるよ」
「お~絶対だな!でもおれベーシストじゃないし、お前のお古よりギブソンのSGでいいや」
「じゃあ落とせなかったら、オマエんちの綾波レイの等身大フィギアをフリマでたたき売ってやる」
「そ、それだけは勘弁してくれ~って、そんなもん持っとらんわ!」
「お二人さん何を勝手な事おっしゃってるんですか?指にリングつけて~」
珍しく、清水さんが割って入った。
「ん?ははは・・・だよね~じゃあ、新顔のそのシングルモルトちょうだいな」
ふたつとも国産のモルト。いい酒。

ヤツもこの店でシングルモルトを覚え。いまはすっかりハマってるらしい。。。
く~だらない話をしながら酒を呑み交わしたのだったが・・・。
「来て早々悪いんだけど、そろそろ帰るわ。明日はやいし」
友人が切り出した。
「なんだよ、もう少しいいだろ~」
「いや~最近早めに出勤して、早く帰るようにしてるんだ」
「なんで?」
「ん~考えるとこがあってな」
「そうか・・・まあ、そうは言ってもいい時間だし俺も帰るわ」
と、二人してみせを後にした。
それほど会ってない訳じゃないが、少し疲れたような印象を受けた友の後ろ姿を見送りながら、少し寂しくなった。。。歳をとったということかな。
「あの頃とは違うんだな~・・・」
なんだかしんみりしてしまったけど、そのままBGMまで引っ張ります。ご容赦・・・。
Lou Reed - Walk on the Wild Side
沁み入るな~
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