お隣さんが、建て替えるということで家を取り壊した。小さい頃からずっとある家なので、それが無くなるということを始めて経験した。あるのが当たり前だった家が無くなると、そこには開けた空間が現れた。何という開放感。見晴らしの良さ。空が広い。すがすがしい気持ちになる。お隣さんには悪いが、ずっとこのまま開けた空間でいてほしいとさえ思う。
特に圧迫感など感じていなかったが、ずっとあった壁が無くなり向こうまで見渡せるのは爽快である。と、初めの頃は喜んでいたが、壁が無くなったことにより風を遮る物が無くなった。また、声もダイレクトに届いてくる。そして、遮る物を無くした西日が容赦なく照りつける。広々とした視界と引き替えに、いろんな不利益もやってきた。何事にも善し悪しはある。今この時の良い面を楽しもう。
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