息子、3歳の時。

 

当時は無駄に張り切っていた私は、

 

「子供の行事関係はすべて、手抜きなく頑張る!それが愛情ってもん!」

と、大いなるカンチガイをして、暴走していました。

(今じゃハロウィンの存在を息子にひた隠しにしているレベルでやる気がない)

 

 

「男の子はやっても、やんないでもいい」「ってかやんない人が多い」

 

 

というくらいの、3歳の七五三。ちゃんとやりましたよ!息子にちょっとカワイイフォーマルを着せて、(袴は5歳まで取っておいた)七五三で有名ななんとか不動尊的な寺に行きました。

 

 

当事者の子供達がお堂に集められ、親はそれを囲むようにして見守ります。

 

偉い坊さんがいっぱい来て、ありがたいお経を唱えてくれるのですが、

 

僧侶入場、一応、ちょっとした厳か感のあるその場所で、

 

息子、一番立派な僧侶を指差し、

 

大声で

 

「おれんじー」

 

と、叫んだのです。

 

うん、偉い坊さん、オレンジの法衣だね。思い切り、めっちゃ派手なオレンジ。

 

もちろん場内、これらえきれない失笑があちこちから漏れていました。

 

 

私は「まあ、どこの子かしら」「親の顔が見てみたいわ」という雰囲気を醸す芝居を一生懸命してました。主婦太郎、仮面をかぶるのよ…

 

 

…というカンジで、子供って、

「それここで言ったらアカン」ということを言ってしまうものです。

 

 

よく聞きますよね。「ちょっとヤンチャなおっちゃんに気軽に挨拶」「ふくよかな方にデブと言い放つ」「おじいちゃん、お口クサい」みたいの

 

親はその都度、青くなったり赤くなったり白くなったりするのですが、

 

 

空気は読まず、他人大好き息子は、それはもう、このテをやらかしまくっているのです。

 

 

 

プレに通っている時。

 

仲良くしてくれる女の子と、そのお母さんと一緒に、公園へ行きました。

 

芝生が美しいその公園は、非常に手入れが行き届いた場所で、管理人常駐ということもあり、治安よし、民度よし、危険なし、の、小さい子供を連れていくには最適の場所でした。

 

5月頃だったでしょうか。天気もよく、少々汗ばむような気候でした。

 

この公園の所在地、外国人の方もけっこう住んでいる地区で、本を読むおじさまなど(なんか外国人って公園でよく本を読んでいる気がします)、よく見かけます。

 

そして、夏になると、日光浴。

 

敷物しいて上半身脱いで芝生に転がっている外国人の方もよく見かけました。

 

…が、この日は、不釣り合いな人物が。

 

日本人の、若いお兄ちゃんです。

 

なんというか、…うう〜ん、ヤンチャ系って言うんですかね。EXILEとかにいそうな、なんかドンキで売ってそうなグラサンかけた兄ちゃんが、裸で日光浴してました。

 

そこは日サロじゃないんかい

 

と、心の中でツッコンではいたのですが、

 

 

お兄ちゃん、背中に絵が描いてあるyo!なんか唐草模様みたいの。(節子、それトライバルや)

 

 

 

息子、そんなヤンチャお兄ちゃん指差して

 

大きな声で

 

「おふろー」

 

 

…そうだね、君にとって裸って、お風呂に入るときだもんね。

でも黙っててくれるかな

 

 

もちろん逃げてきたんですけど(ママ友にはとてもウケてました)

「おえかきー」って言わなかっただけよしとする。

 

 

 

さて、そんな息子も大きくなりましたが、身体がデカくなっただけで性格が変わったわけではないので、未だに

 

「注意すべき声かけ事案(かける方)」をよく起こしています。

 

 

 

我が家は中古のマンションです。

 

中古なので、建設当時から住んでいる年配の方と、我が家のように低価格を魅力に感じる比較的若い層と、住民の世代は二分しております。

 

そんな元々いる、年配世代の方で、ちょっとアレな方がいます。

 

日がな一日、自転車で近所を徘徊してるのですが…

 

ずっと大声で話をしているのです。

 

話の内容は、日々の愚痴、政権批判、世論への反論持論など。

 

「俺はなあアベなんてもんは○×△□〜」

 

と、デケえ声で怒鳴り散らし、つぶやきまくっています。玄関を出た瞬間から、自転車置き場でも、エントランスでも、ずっと喋っています。

 

 

まあ、近所にひとりはいる、ちょっとアレなおじいさんです。

 

 

当然、住民はみんな、刺激しないよう、丁寧に無視しているのですが…

 

 

息子、当たり前のように元気に、

あいさつしちゃうの。毎回。

 

 

最初に遭遇した時に「あ、やべ、息子あいさつしちゃったらどうしy…」

 

「こんにちはー!!」

 

 

もう対処する間もなかったよね。っても対処ってどうするんだ、抱えて走って逃げるくらいしか思いつかない

 

 

そのおじいさん、

 

オフェンス専門、ディフェンスはからっきし弱いらしく、

 

「あ、ああ…」

 

と言ったっきり、しゃべらなくなった。

 

 

息子、つよい

 

 

 

私も無視することもできず、

「あ、ど、どうもこんにちは…」

 

とか言いつつ、階段を登ったのですが、廊下の向こうから、おじいさんの話し声が聞こえてきました。

 

「…俺はなあ、子供は苦手なんだよ…でもなあ、あの子は、いい子だなあ。ああいう子は、俺は好きだなあ…」

 

 

息子、気に入られてますがな。

 

 

それ以来、おじいさんに遭うたび、息子は元気に「こんにちはー!」

 

私も居直って「こんにちはー!」

 

 

「こ、こんにちは…」

 

と、割とフツーにあいさつする仲に。息子、

 

「あ、あのおじいさんだ!あいさつしなきゃ!あの人は、僕ととても仲がいんだよ!おーい!」と、自ら補足するまでになっています。

 

主人がマンションの役員をしていた時、匿名投書で、

 

「いつもひとりで話をしている危険な人物がいる。あの人をどうにかして欲しい」

 

というのが入っていて、

 

「あー、Yさんのことじゃん」「そうだね」「で、役員会でどうなったの?」

「あの人が無害なこと、ここに古くから住んでいる人はみんな知ってるから、きっと新しく越してきた人なんだろうねって。そのうちわかるから満場一致で放置になったよ」

 

と、まあ、要するにちょっと怖いけど無害な方なんですよね。

ちょっと…いや、ハンパなく怖いけど

 

話してみてわかったことですが、

 

「人を見た目で判断しちゃいけないよ」

 

と、そんな大切なことを、息子に教えられたような出来事…

 

 

…って、いい話にしちゃイカンなこれ。

 

ヤバい人にでも平気で話かけてしまう、この性格をどげんとせんといかんばい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この方とのエンカウント率が一番高かったのが、自転車置き場でした。なので、この話を思い出すと当時の自転車を思い出します。私の周りはオシャレ電動ママチャリのド定番、HYDEEがとても多かったです。私は中古のダッサいのでしたが。

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