幼少期から父親の悪口を聞いていた私は、父親のことが嫌いだった。
幼少期は、母親がおもちゃを買ってくれないのでおもちゃを買ってもらう存在として、大きくなってきたら、嫌悪感と仲良くしていたら母親に嫌われてしまう恐怖から話すことはなくなった。父親から話し掛けられると、それを見ていた母親にすごい目付きで「何話していたの」と聞かれていた。
家を出てからは、父親と少しずつ話すようになった。母親との距離が出来たおかげで、母親から嫌われることに対して、そこまで恐怖を感じることはなくなっていた。
旦那がいるから、母親に嫌われても平気だと思うようになったのかもしれない。
産後、実家で過ごした時に、父親はよく赤ちゃんの世話をしてくれていた。その姿を見た母親は、「自分の子どもの時に遊び呆けてたくせに」
「今さら良い親のフリするな」
「子どもなんて嫌いなくせに」
など、過去のことを言い出し、怒鳴っていた。
私だけの時はいい。
子どもがいる時に喧嘩するのはやめて欲しい。
早く実家を出て、家に帰りたかった。