おんかみ・かなえ
女性。ピチピチの97歳。
斜歯忍軍・鍔鑿組の古参ニンジャ。
若い頃はカラクリのおもちゃや日用品を作るのが趣味であったが、その異常な完成度が帝国空軍の目に留まり、機械工としてスカウトされ、軍上層部のつてで斜歯忍軍に入る。
その後機忍のモルモットを自ら買って出、斜歯忍軍の立ち上げに大きく貢献する。
身体の機械化をすんなり受け入れたのは本人曰く「美容のため」。それによって97歳にしては異常な若々しさを誇るが、それでも生体部分の劣化は如何ともし難いらしく「シワが増えた」とボヤいている事も多い。

鍔鑿組に於いてもその手腕を遺憾無く発揮し、様々な忍具の開発に関わっている。
しかし彼女には「一般人を巻き込まない」という固い信念を持っているため、彼女の発案する忍具は
〇索敵や認識結界など多用途に使えるデバイス「鍔鑿ホッパー」
〇一般人(特に子供に効果大)の帰巣本能を刺激する「唾飲み飴」
ニンジャにはただの飴だが思わず唾を飲み込むほど美味いとされている
………………など、(建前上は「忍務の円滑な遂行の為」だが)一般人の安全を確保する用途の物がほとんどである。

また、斜歯忍軍には珍しく情に厚い性格であり、忍務には厳格にして冷徹だが、忍務を離れたら普通の気のいいおばあちゃんになる。
忍務で敵対し数分前まで殺し合っていた相手をすら、忍務外では飲みに誘うなどおおらかな面を持つ。
その根本には、ニンジャという宿命を背負ったバケモノとして生まれてきた以上は「家族」のようなものである、という深い思いがある。
その人がらから、普段の生活(田舎で一人暮らし)でも近所のご意見番として近隣の主婦から頼りにされている。

好物はビールと焼き鳥。特に「ぼんじり」が好き。
また「ウエストサイド物語」(1961年版映画が特に)にハマってミュージカルや映画は欠かさず観にいっている。特に演者の1人「ジョージ・チャキリス」の(限界オタクレベルの)ファンであり、2007年の彼の来日時には最前で見ようと鍔鑿組の権限を濫用しようとして母体の斜歯忍軍上層部から厳重注意を受けている。2022年のリメイクの際には手が付けられないテンションの上がり方をしており忍務の日以外は映画館に入り浸っている。

登場作品
シノビガミ「出島調査隊」(GM:イェガー様)