震える手と、涙でなかなか出ない声で、まずは旦那に電話しようとしたけど、とりあえずメールした。

この日、たまたま風邪で休んでいた旦那に、まずはメールした。

『赤ちゃん…心臓止まってた』 と。

でも返事がない。
旦那が心配になり、電話した。
どうやら、たまたま出掛けていたらしく、メールには気づいておらず、
『ん?どーした?』といつもの声。

私は声を絞りだし、
『お子太郎…心臓動いてなかった…。今すぐ病院来て』と伝え、

旦那は『分かった。俺も気が動転してる。ちょっと待ってて。』と。

意外と早く、旦那が来てくれた。

姿を見た瞬間、滝のように涙があふれた。

母にも電話した。
『赤ちゃんの心臓止まってた』と。

母は『なんで…』と驚いていた。仕事が終わったら来てほしいと伝えた。

妹にはメールした。
驚いていたけど、テンパってるあたしの代わりに落ち着いて心配してくれた。

そんなことをしてるうちに、すぐに先生もきて、改めて旦那に説明し、近日中に分娩することや、分娩に関する処置、リスクなどが伝えられた。

大部屋に入院していたけど、こんな状態で戻るのは…と、病院側でも配慮してくれた。だが、個室はいっぱいだったから、外来の回復室を使わせてくれた。

二人で大泣きした。

旦那とは恋人期間を含めて約4年の付き合いだった。

こんなに泣く旦那…声をあげて泣く旦那の姿をみたのは初めてだった。

涙の中で、私を抱き締めてくれたこと、『こんなときにあれだけど、愛してるよ』と言ってくれたこと、『お腹触らせて?』とお腹をなでてくれたことが、この瞬間の私を支えてくれていました。

→続く