私に起こったことは、長らく
世界でたった一人だけの症例だと
思っていた。
正常者がベンゾを飲むわけはないし、
ましてや知らずに一気断薬して、
その激しい離脱症状を日常生活を
送るために防衛機制を働かせて
抑圧し無意識下に押しやり、
ほっとして抑圧解除した瞬間
脳内爆発起こしてそれから"発症”し
元に戻らない人などいないだろうから。
試しにGrokに聞いてみたら、
いやいや私に酷似した症例はあった。
正常者の「生活のストレス」にも、
ベンゾは無警戒にばら撒かれていた。
紹介されているのはアシュトン教授の論文や、
海外のコミュニティサイトの投稿。
正常者特有の行動パターンが共通している。
まず正常者だからこそ、
知らずに一気断薬をしてしまう。
更に日常生活に適応するために、
防衛規制の抑圧を働かせて
何とか適応しようとする。
離脱症状は辛くとも、そんなことで
休んだりへばったりしていられない、
そんなことは"辞書”にはないからだ。
症例は全員、仕事の締め切り、プレゼン、
会議、試験など、日常にありふれている
ストレスイベントをこなすため、
離脱症状を忍耐と努力で我慢し耐え、
意識しないようにコントロールして
乗り切ってほっとした瞬間に
脳内爆発の感覚に襲われている。
元々病気であれば、すぐに再服薬したり
また休むなどの選択肢を取るだろう。
しかし正常者は頑張ってしまう、
それが逆に裏目に出るのだ。
私の場合、更に散々恐怖を煽った情報が
頭に入っているので、再服薬が怖くて
出来なかった。
その間、状況は益々悪化した。
ベンゾ離脱でGABA受容体がデレギュレーション
している状態で、更にストレスをかけるのだから、
抑制系の神経は疲弊して、そこに抑圧解除すると、
溜まっていたストレスホルモン(グルタミン酸、
ノルアドレナリン、コルチゾールなど)が
一気に溢れ出し、感情を解放する。
これは自然の反応であり、リバンド効果とも
呼ばれている。
しかし抑圧系の神経が既に限界を超えて
しまった結果、処理が追いつかず
臨界を迎え激しい脳ショック(神経ブースト)を
招いてしまったらしいのだ。(Grokの説明による)
GABA系回路の崩壊・・・
私の場合、ベンゾ一気断薬の離脱症状に加え、
抑圧と抑圧解除の二重要因。
結果より複雑化した。
離脱症状だけであったなら、
ここまで酷いことにはなっていなかった。
だからいつまで経っても
回復出来ない。
勿論最初から離脱症状がなければ、
何事もなかった。
感情制御の機能障害
体感異常(身体表現性)
これはPWS(遷延性離脱症候群)では
ありふれた後遺症らしい。
以上のことから、「世界中で
私にだけ起こった特別なこと」ではなく、
日本はどうか知らないが、「世界を探せば
いた」という結論になる。
それを知って、安心?するというか、
あぁやっぱりあるんだと思ったと同時に、
海外の症例がせっかく90年代に報告されていたのに、
それを日本は活かせなかったどころか
野放し状態(不作為)にして、
更に製薬マフィアにマーケティングを
許していたのだ。
未開拓の日本市場は、製薬マフィアに
売り渡された(と言われても仕方が無い)。
2001年当時、日本語でベンゾの正しい止め方の
情報は皆無であり、一般人が日本語でアクセス
することはほぼ不可能であったそうだ。
そして日本でベンゾが最も使われた時代は、
90年代~2000年代にかけて。
正しい止め方の情報はどこにもない、
そして一方では正常者にも
キャンディーの如くばら撒かれる
「最も危険な時代」に被害に遭ってしまった
ことが見えて来る。
まぁ何と恐ろしい時代に
たまたま当たってしまったことか・・・
と、自分の運の悪さにため息しか出ない。
私のブログが「情報被害」を訴えて
いるのはこういった理由から。
「医療への裏切られ感」に深く傷つき、
また理解されない二次被害に深く傷つき、
それがトラウマになってしまうことも
これまた世界共通。
このことも最後に書き加えておきたい。
