桜 | Paletブログ

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道端に咲く小さな花。
身近にある美しさを再発見出来れば良いと思っています。

先日、三重県の伊坂ダムと言う所に桜を描きにいきました。
美しい桜並木を歩いていると一本の老木、千秋桜と出会いました。



















この桜を見ていると、先日、読んでいた小原麻由美さんのじいちゃんの森(森おやじは生きている)と言う本の事を思い出しました…
その本の中でこの様な事が書かれていました。


クヌギの木(森おやじ)は何百年と言う時間を生き続けています。人間とはちがって話すこともできず、みずからの意志で動く事もできず、命を与えられたその地でただただ、生き続けてきたのです。
きっと何百年と言う間には自然災害や気候の変化もあったでしょう。
生き続けるのが難しくなり、身を守るために場所を変えたいと思っても、動くことが出来ないのです。
それゆえ、木はどんな形になろうともその命を絶やすことがないように、どこででも生き続けようとする意志の強さをもって、命をつなごうとしているのです…







この老木を見ていると、人の生き方と言う物を考えさせられました。