
ラバリのWOOLショール入荷します。
手仕事の仕掛け一杯の装具。
暑い時期に、WOOLを集めて、1年かけて作られます。
紡いだショール部分は、染めたり、刺繍を入れたり、ミラーワークを飾ったり。
一個一個に個性がある、
ラバリ女性の誇り高き民族衣装です。
ラバリ族は、アフガニスタンに故郷を持つ
ヒンドゥー教徒ですが、イスラム文化の慣習も受け継ぎます。
文献では、当時イスラムの王から逃れて
インドに入ったと記されているそうです。
現在のパキスタンを
統治していたイスラムの王は、
ラバリ族の女性の美しさに魅了され、
若く美しいラバリ女性を手元に置きたがったので、
ある時代、現在のインド亜大陸の
ヒンドゥーの王に助けを求め、
移動してきたと伝えられています。
どこかの物語にあったような。
村一番の美人を毎年、魔王に生贄として捧げなくてはいけない・・・・と言う。
何の物語だったでしょうか。
彫りの深い顔立ちで、
目は大きく老婆ですら、美人でした。
そんな歴史を知るラバリは、
美しく見えない様、
全身黒を選んで身につけるそうです。
イスラム教のブルカって知ってますか?
体を覆う布の衣装。
外出時、他の男性のめに触れぬよう、
顔を隠して歩く女性の為の衣装。
このショールは、ブルカみたいな役割をするんですね。
1枚のショールを織り、
手染めでドット状の柄を作るというから、なんとも素晴らしい。
日差しの強いこの地域で
この黒のショールはモード的でした。
刺繍は、かなり丈夫に作られ、
黒に対比したカラフルな装飾ですが、
婚礼の際は、更に豪華に作られたものを、
頭からすっぽり隠して、頭に輪っかみたいなものを載せて、
結婚の儀式を行います。
これはヒンドゥー教の婚礼儀式と同じです。
山羊のウールで、多少ごあつきはあるが、
使っていくうちに柔らかく馴染むもの。
一生ものとして、ラバリ女性の人生を共にします。
このショール、多分手に取れば、
イスラム王の様に、手元に置いておきたくなる魅力があります。
