「敏感期」
人は自分の興味関心のあるものに素早く反応します。それが、自分の好きなものであればあるほど、そこに注がれる集中力や情熱はそれに比例して大きくなります。
「好きこそ物の上手なれ」という言葉があるように幼児期(0~3歳)に起こる外部に向けられる物事への強烈な興味関心、内側の欲求をモンテッソーリ教育では「敏感期」と呼んでいます。
モンテッソーリ教育とは、この敏感期に対して段階的に適切なアプローチをもって関わっていきます。この敏感期に獲得された能力、情緒的安定、人生の充実と喜び、他者への信頼は、その子の生涯の宝となり豊かな人生構築の土台となっていきます。
「三つ子の魂百まで」この言葉は決して間違いではないのです。
それでは、具体的に敏感期とは何なのでしょうか。
大きく分類すると以下の8つに分類できます。
① 愛情の敏感期
② 感覚(視覚、聴覚、臭覚、味覚、触覚)の敏感期
③ 秩序の敏感期
④ 言語の敏感期
⑤ 数の敏感期
⑥ 文字の敏感期
⑦ 文化の敏感期
⑧ 宗教の敏感期
それぞれの「敏感期」には時期や分野に個人差があり、二つ以上のことが同時期に出てくることもあります。そこでモンテッソーリ教育を実践する時に大切なポイントは
① 自分自身で活動(お仕事)を選び納得のいくまで取り組むことのできる自由の保証
② 発達段階に適した環境作りと魅力的な教材提供と提示方法
③ 大人は子どもが一人でできるようになることを手伝う「援助者」であるという理解
大人も自分の好きなことをしたいという欲求があり、満たされると満足するように、子どもたちもそのような欲求を持っています。そしてそれは大人が持つものよりも大きいものであるにも関わらず上手に伝えることができません。
だからこそ、大人は子どもの敏感期に敏感でありたいですね。
子どもから出てくる欲求に対して環境を整え、そのために学ぶ姿勢と子どもに対する敬意と謙遜さを忘れないでいたいです。
次回はモンテッソーリ教育の五分野について書きたいと思います。
お読みいただきありがとうございました。