最近の若い者は…

そのあとに続くのは大抵、消極的だ、ガッツがない。

そういった言葉だろう。だが、いつもそうであるわけではない。もちろんやる気が溢れている若者もいる。

 

最近私の部署には新人が第二新卒で配属されてきた。

前の会社がよほどひどかったらしく、今は恩に報いようと必死に働いている。

だが、上司はそんな彼を危ういとみているらしい。

「焦っている。」「大きなミスをする。」

そんなの我々でもするじゃないか、それをフォローするのも仕事だろう。

「いやダメだ。」

私には納得できなかった。

先日、「らーめん才遊記」という漫画を読んでいたら、芹沢という腕利きのフードコンサルがこんなことを言っていた。

「やりたい。という人に対してやるなとだけは言ってはいけない。」成功するかしないかやってみなければわからないというのがその理由である。

その通りだと思う。彼はきっと勢い余って地獄を見るか、思いのほかうまくいくかもしれない。それを上で勝手に判断するのはあまりに早計というものだろう。

この上司についてはいいこと悪いこと含めまだまだ書きたいこともあるのでとりあえず彼については保留するが、新卒の子は気の毒なほど顔が強張ってきた。

不満が溜まっているのだろう。

早く外に出してやりたいと思うのだが、数少ない読者諸兄がいたら意見を聞きたい。

 

スカッとジャパンのような話をご期待されているのなら申し訳ないが、そういう展開にはならない。

 

お局様というと、無能でめんどくさい職場のババアというのが典型のようだが私はそうではないと思う。

お局様は仕事はできるのだ。小さい事務所ではその人がいないと仕事が回らないくらいといって過言ではない。

だから問題なのだ。

 

お局様が与える悪影響の内で最たるものは新人つぶしである。

自分は長いキャリアがあるのでできるが新人はできない。それでも、自分に合わせるのが当然。そういう思考についてこれる新人がどれだけいるだろうか。それに、仕事を振った相手に「ありがとう」の一言もないことがほとんどである。

私の部署にも一人いじめられているが見ていて気の毒なほどである。毎日毎日よくもまあ飽きずに悪いところを探せるよと逆に感心する。私はせめてもと、なるべく事務所の外に同行させているようにしている。

 

次にこれはその個人にもよるが、好き嫌いの激しさである。

好きな相手には怒らない。それどころか多少の無理があっても聞く。一方で嫌いな人、苦手な人の依頼は他人に振るか、本人にやらせる。好き嫌いは倫理的判断を超えているのだが職場にそれを持ち込まれると非常にストレスフルだ。職場ではやはり割り切って仕事だけするのだと思ってほしいのだがそれは甘えだろうか。

 

最後に提案になる。

お局様は会社には必要ない。長年一人にやらせているからその人しかできないのであって、異動を多くその人の代わり育て、権力を役職に垂直統合できるような体制を整えるべきだろう。

トロイカ体制の企業など失敗した試ししかない。

 

コロナウィルスが風邪か、インフルエンザのようなものか。

実のところそれはあまり重要ではない。

問題は、我々がどう対応したかだ。

緊急事態宣言、自粛要請。政府の対応を素晴らしかったという人はほとんどいない。

だが、感染が沈静化するとまず第一に宣言したのが「経済活動の再開」である。

そう言えば、経団連等の組織もコロナに対しては協力するといったくらいで、

対策を最優先させてほしいとは言ってはいない。

 

お金がなければ生活できない。

その論理が、昔はやった「命は地球より重い」という発想すら彼方に送ってしまった。

コロナの被害をより多く受けた国の共通点は、新自由主義を信奉する保守派政治家が音頭を取る国家だ。

 

私的なことになるが、会社経営者に会う機会があったが彼らは一様に「終わったらすぐ元通りになる。」といい、私の所属する会社の従業員は「今日は何人!」と感染者の増加を喜ぶようでもあった。

 

これは重要なことだ。金がなければいけない。それを第一に考える層に対して、

そんな体制にこき使われ復讐心すら抱く人々がゆっくりと浸透してきているのだ。

アメリカのジョージフロイド事件も同じ範疇で理解できると思う。

反トランプとは、反拝金主義なのだ。

アメリカ、日本、EU、経済界によってすべての事情が決定される社会に対する憎しみが、

今後どうなっていくのか個人的にも注目している。

 

 

MLB平均観客動員数4年連続ダウン、当日券は上昇

https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/201905310000242.html

日刊スポーツより興味深い記事。

ここ数年MLB全体の好景気に陰りがかかっているということだ。

こうした傾向は、MLBのチーム戦略である。スクラップ&ビルトの影響もある。

100年以上優勝のなかったカブス、球団設立以来一度もチャンピオンになったことがないアストロズ。

この2チームは優勝する前には、100敗近くをうろうろするような弱小チームであった。

強くなるためにはMLBの完全ウェーバー制のドラフトなどの弱いチームを救済するための諸制度を活用する必要があった。

改革は功を奏し、見事にワールドチャンピオンに輝いた。

この成功自体は見事なものである。

ところが、同時に極端なメッセージも広がったようである。

「チームを強くするためには、半端に勝つより、大きく負けて大勢の有望株をそろえることが重要なのだ」

現在のMLBの状況というのは非常にわかりやすい。

勝つために戦力を整えるチーム

負けて有望株を集めるチーム

この二つしかない。

負けるチームは、ブルージェイズ、マーリンズ、タイガースなどが代表的。

対する勝つチームは、ヤンキース、レッドソックス、アストロズ、ドジャースである。

開幕予想というのは、いい意味でも、悪い意味でも裏切られるものである。

ところが、ここ2年間は予想することがあまりに容易になっている。

勝つ気持ちのないチームが多すぎるのだ。

誰が勝敗の決まった試合をわざわざ金を払ってみるだろうか。

動員の減少も当然のことといえる。

FA市場の停滞もつまるところ、FAで戦力を集めなくとも地区優勝が容易になったというだけのことだろう。

これまでMLBはリーグ全体の繁栄のために弱者救済のあらゆる施策をとってきた。

こんどは行き過ぎを是正するため、弱者の特権をある程度制限しなくてはならないだろう。