予備試験リベンジ体験記 | 怠惰な弁護士が年収1億円を目指すブログ

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2014年4月地方下位ロー(未修)入学
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夜勤なうのmonsterです。ねむねむねーむね。

明日は宮崎から親友が来てくれて博多でファイヤーの予定なのであとちょっと頑張ります。

 

 

予備試験の論文の発表がありましたね。

 

今年は合格者が少し増えましたが、依然として極めて低い合格率です。

 

特に論文のハードルはやはり高く、不合格になる人のほうが多い現状です。

 

 

私が、唯一不合格をくらった試験も予備試験論文式試験でした。

 

 

もう2年も前の話なので、かなり記憶は薄れてきていますがいかにして翌年の最終合格につなげたのかを語りたいと思います。

 

 

 

 

私は論文を受け終わった時点で今年は落ちたな、と確信しました。

 

 

 

 

論文突入まで勉強期間わずか、1年3か月です。

 

憲、民、刑以外はほとんど論文を書いたことすらない状態でしたので、答案の型すらなく、それはもうひどい出来でした。

 

 

 

 

発表をまつまでもなく敗因分析を行いました。

 

 

 

その時の記事が残っていたのでリンクしときます。

 

 

 

予備試験を受け終わって

 

 

 

司法試験の過去問演習

 

 

 

予備試験2015論文敗因分析

 

 

 

 

 

 

まだ勉強初めて1年ちょいで書いた記事ですけど、今読んでみてもおおむね間違ってはいなかったのではないかと思います。

 

 

 

 

大事なのは、、、、、

 

 

 

 

 

 

 

 

敗因分析!

 
 
 
です。
 
 
 
 
 
それ以上に大切なことはないでしょう。
 
 
 
 
敗因分析は、「敵を知り、己を知ること」ができなければ全く意味を成しません。
 
 
 
 
論文を実際に会場で受けてあの緊張感を味わった人はかなり敵を知れたのではないでしょうか。適切な敗因分析ができれば合格に突き進めます。
 
 
 
 
自己分析。
 
 
これが難しい。
 
 

正直、これを適切にできずに失敗を繰り返す人は多いと思います。

 

 

 

なぜ、自己分析を誤るのか。

 

 

たぶんですけど、なんとな~く勉強してるからだと思います。

 

 

いかなる勉強をやってきて、その結果どのような結果になるか。

これは、ある程度予測できるものであるはずです。でなければ、そもそも立てた計画なんて役に立ちません。自分にはこういう弱点があるから、それにあった教材を、適切に用いて、当該弱点を克服する。その結果、具体的に何点くらい上昇し、結果的に翌年リベンジできる。

 

という風に、具体的に考えていかないと話になりません。

 

 

特に、「知識不足」というマジックワードに騙されて、何も考えずにインプットに走りまくる人が多いですけど、そういう人でリベンジに成功したという人は聞いたことないです。

 

私のように、1年間の勉強で受ければまだ知識不足というのは分かります。行政救済1,2週間しかやってなかったですし。しかし、それでも、短答をクリアしている時点で知識の「幅」という面では、問題ないのです。ではなにが足りないのか。

 

これは、正直個人個人で全く違います。適切な自己分析によって、自分にとって何が一番必要か、を徹底的に考え抜いてください。それが合格への最短距離に変貌します。

 

 

 

 

一応、当時私が考えていたことを書きます。記憶はあいまいになっているので、上記の記事を見ていただいたほうが良いかもしれません。

 

 

 

 

 

まず、第一に知識不足よりも起案不足が敗因だと思った。なぜか論文の順位は思ったほど悪くなく、600番台だった。合格まであと約10点。これを見たとき、翌年の合格を確信した。行けると思った。ありえないほどの準備不足だったにもかかわらず、あと一科目跳ねれば合格できるというところまで来ていたから。

 

そうすると、自分に足りないのは知識ではなく、知識をうまく答案に落とし込む技術、すなわち試験現場で発揮できる地力をつけなければならないと感じた。本番の緊迫した状況を思えば、所詮発揮できる力なんて高が知れている。だとすれば、できるだけ起案して本番を想定したトレーニングをしなければ地力は着きようがない。だとすれば起案を軸に据えた勉強にシフトしなければならないことは明白であった。起案の量が圧倒的増えたことは言うまでもない。

 

次に、知識にムラがありすぎることも問題と考えていた。1年という限られた期間の中では、できることは本当に限られていた。だからド典型問題以外は基本的に捨てた。1年合格のためには避けられなかった。しかし、脆くも敗れ去った今、穴を残して試験に突入することはもはや許されない。だとすれば、できるだけ網羅型の問題集をこなして穴をなくさなければならない。ただし、知識に頼るような勉強はしない。あくまで思考力を鍛える一環として問題集潰しを位置づける。もちろんスイッチバック。

 

最後に基礎体力の向上。短答ギリギリ合格では、翌年も短答を合格できるとは限らない。短答落ちのリスクにさらされた状態では、直前期に論文の勉強に集中できない。これも敗因の一つ。したがって、論文発表後は、jijiさんに教えてもらった短答の問題加工をアレンジして自分だけのオリジナル問題集を作った。この作業に約1か月、時間にして300時間以上を要した。効果は抜群で模試でかなりの高得点を連発したし、本番も前年をはるかに上回る結果だった。また、直前期はほとんど短答を放棄し、論文に集中できた。

 

 

 

 

とまぁ、こんな感じですかね。

 

 

 

後は優先順位でしょう。自分は会社法と行政法、民訴法が弱点であることは明白だったのでまずもってそれらの科目の克服に取り掛かりました。結果的に翌年、行政A、商法B(テコギ白紙)を取れました。完全に勝因です。民訴は…。民訴は司法試験ではBです!w

 

 

 

 

 

とにかく、敗因分析が大事です。テキトーにしないでください。抽象的でふんわりした敗因分析など無意味です。

 

とにかく、「俺は、これとこれとこれが弱点だ!そのためにこれとこれとこれをやる!そうすれば、今回悪かったこの科目とこの科目が次はこういう評価になるはずだから、結果的に○○点上昇して受かる!」という風に具体的に考えてください。

 

 

そうしないと何度でも地獄を見ますよ?(*^_^*)

 

 

 

 

 

 

弟弟子くん!ファイトやで!応援しとるで!!!!

 

 

 

 

 

 

 

おしまい