予備試験択一対策 | 怠惰な弁護士が年収1億円を目指すブログ

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2014年4月地方下位ロー(未修)入学
2016年予備試験最終合格 
2017年司法試験合格
2018年第71期司法修習生
2019年弁護士として始動

予備試験の択一対策について考えたことをかきます。



予備試験の択一では法律7科目(1科目30点満点)+一般教養(60点満点)が問われます。


合格最低点は昨年度は170点となっています。今年もおそらく変化はないと思われます。



具体的な戦略としては法律科目で8割+2点で170点を取ることです。

これだけ取れれば論文で必要な知識としては十分です。合格者のブログめちゃくちゃ読んだけど大体みんなこの趣旨のこと言ってました。


パンキョーは放置です。こんなの時間使うところではありません。60点あるけど論文と無関係なので対策は不要です。


んで、具体的な勉強方法としては、はっきり言って特にないです。

択一の勉強は根性以外の何物でもありません。


とはいえ、それではこの記事の意味がないので私が今現在やっている勉強法を紹介します。



準備するものは判例六法と択一の問題集です。

問題集は司法試験の過去問が分野別になっているやつがお勧めです。ちなみに自分は辰巳の過去問パーフェクトとタクティクスアドバンス使ってます。


これをひたすら解きます。初学者の人でまったく手をつけていない科目であってもとにかくやります。当然99%間違えます。間違えたらぜっっっっっっっっっったい判例六法で条文引いてください!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

択一で点が伸びるかどうかは判例六法で条文引いた回数と比例します。なぜなら条文わかってたら解ける問題が多いからです。


んで、間違えた問題と関連する条文の条数にアンダーライン引きます。判例は数字に丸します。これをやっていくと次第に良く聞かれるところが分かってきます。逆にほとんど聞かれないところもわかります。よく聞かれるところは論文でも重要です。全然聞かれないところは論文でも聞かれません。


はじめはマジで苦痛です。なにせ、99%間違えるんですから。解説読むのも条文引くのも死ぬほど時間かかります。でもこれ以外方法はないんです。ちんたら基本書読んでても解けるようにはなりません。


上記の作業を繰り返します。コツは一つの科目を短期間で繰り返すこと。自分は去年の夏休みは1週間同じ科目やってました。3,4回やるとはじめの頃の数倍速いスピードで回せます。もう問題見た瞬間に関係する条文と判例が思い浮かぶレベルになります。そうなったら、その問題はもう二度とやりません。もう二度とやらないでいいように完ぺきになったかどうかの判断は慎重にやってください。


問題解いてすべての肢が切れたら○、答えはあったけど分からない肢があったら△、間違えたら×、ケアレスミスは(僕はバカチン)と書いて、すべての問題が丸になるようひたすら回しましょう。


択一で高得点獲れる科目とそうでない科目の違いは、問題見た瞬間に条文と判例が瞬時に浮かんでくるか否かだと思います。


最初のころは条文のどこに何が書いてあるかさっぱりわからなくて死ぬほどイライラします。

条文引きたくなくなります(商法は特に…ちゃんとやらないから点がとれない泣)。判例六法のポップな見た目に殺意が湧きます。



しかし、上記の勉強法をやっていると、条文が大体どこにあるのかが分かってきて、条文引くのが苦ではなくなります。これがめっちゃくちゃ重要です。得意な科目ってそんなもんじゃないでしょうかね?初学者方(もちろん私も)は目次を縮小印刷して常に参照するのがいいと思います。

民法の条文の位置の分かりやすさに感動します。そして、刑訴の分かりにくさに発狂します。



基本書よまなくていいの???



と思うかもしれませんが、どうしてもわからない所だけでいいと思います。普段の勉強でも読んでるでしょうし。

基本書読んでから択一解こうと思ってる人はそれでもいいと思います。しかし、択一を解くことでよく問われるところ、すなわち司法試験委員がここ重要ですよ、と言っているところがわかるので、その後の判例学習や基本書通読、論文対策のメリハリがついて効率が上がるはずです。



まぁ択一受かったわけでもないのに偉そうに語ってしまいましたが、この方法で受かってちゃんと自分のやり方が正しかったことを証明して見せます!!!!!




ではみなさん頑張りましょう。