長野県松本市で2008年に起きた当時小学生の柔道事故を巡って元指導者に有罪判決が出たことを受け、全日本柔道連盟は2日、全国の都道府県連盟に安全指導の徹底を図るよう文書で通達した。
- 柔道事故で強制起訴、指導者に有罪判決 長野地裁
4月30日にあった判決で頭を強く揺さぶられた影響で起こる「加速損傷」について、「頭を打たなければ重大事故は起きないという思い込みが、指導者に根強い」と指摘されたことを重くみた。通達は、これまで説明会や冊子で訴えてきた注意を改めて促し、脳振盪(しんとう)についても日本脳神経外科学会の「スポーツによる脳損傷を予防するための提言」をつけて指導した。全柔連の宇野博昌事務局長は「事故は投げる側の問題が大きい。小学生が通う町道場などには、各地域の連盟を通じて徹底させたい」と話している。