持ってることで満足して今まで未読で来ちゃったけど、文藝別冊を一昨日から読み始めた。
森茉莉
好き。やっぱり好き。
森茉莉について語られてるのを読んでても、高揚する。
出会いは遥か遠い昔(笑)
今と違ってBLなんてジャンル立てもされてなく、
腐女子なんて言葉も全くなかった、そんな昔(笑)
小学生の頃に文房具屋さんの店頭に並んだ少女コミック表紙の竹宮恵子作品『風と木の詩』に出会ったのが始まりで、中学生ではもう『JUNE』を買ってた
錚々たる豪華な面々が描く漫画だけじゃなく、国内外の耽美文学作品も紹介されてて、その中に森茉莉作品『恋人たちの森』があったと思う。
独特な文章はもとより、
漢字表記がなんと美しく匂い立つように艶かしいのかと衝撃を受けた。
その後『甘い蜜の部屋』を読んでしまって虜になった。
どの作品も登場人物に傾倒するよりも、兎に角文中に使われる言葉に魅了される。たまらない。
ワタシにとっては森茉莉の文章は眼福だ。
「これはやだ、これも嫌い」という内容でも森茉莉節は小気味いい。