1998年12月14日、水沢競馬場で第13回ダービーグランプリが行われた。

勝ったのはマイケル・ロバーツを背にした3番人気のナリタホマレ。

このレースの1番人気はウイングアロー武豊、2番人気はマイターン橋本美純。4番人気にはイブニングスキー。鞍上は我等が内田リチャード利雄。

その他アンミツ、サトテツ、菅原勲等錚々たるメンバーが揃った。思えば27年前のこのレースに騎乗した騎手で今尚現役は武豊と内田利雄のみ。そのことだけでも内田騎手の凄さがわかります。


※レースとは関係ありません。



闘い終えて帰りの新幹線でのこと。

(以下は聞いた話です)

静かな車中に疲れた身体を置く内田リチャード利雄は時々起こる笑い声が気になった。眠りたいのに眠れない。如何にも楽しげな会話の主は件のロバーツご一行様。

「五月蝿いなあ。もう我慢ならない、日本人として車中のマナーを教えてやる!ガツンと一言言ってやる」

つと立ち上がり、ツカツカとロバーツのところへ行ったリチャード。ガツンと一言。


「こんぐらっちゅれーしょん😆」


そこから宇都宮迄は更に盛り上がってしまったと。

何処に行っても、誰とでも直ぐに仲良くなれるのは内田利雄騎手の大きな財産だと思います。