
銀閣 国宝 山から望む
こんにちは。
10月25日(土)に京都の銀閣寺に行きました。
まだ紅葉し始めたぐらいで、来週以降が見ごろかなと予想します。
観光客の方々も『まだ紅葉には早かったなぁ』 『まだまだやなぁ。』
と所々から聞こえてきました。
※10月25日時点の状況です。※

銀閣
人それぞれ好みが違うと思いますが。
私は金閣寺よりも銀閣寺のほうが好きです!!!(←勝手な主張 笑)

銀沙灘と向月台
銀閣の前には、まるで海の波を表現しているかのような?
銀沙灘と呼ばれる白砂で作られた模様と。

向月台
向月台と呼ばれる、白砂を台形に積み上げたものがある。
どちらも月の光を反射させるためのものだとか。
何のために作ったのか、はっきりした理由はわからないらしい。

銀沙灘を上から眺める
でも。
何もわからなくても。美しいと感じてしまう。
なんかいいなぁ。素敵だなぁと感じてしまう。
それでいいんだ! 笑
それで十分! 笑

東求堂
私は素人なので。よくわからないけど。
日本の美意識の中には『わび・さび』というものがある。
辞書でそれぞれの意味を調べてみると。

『わび』・・・わびしい様子。貧しい。劣った状態。簡素。
『さび』・・・時間の経過によって、劣化していく様子。
そもそも良い言葉ではない。笑

金色に輝く金閣寺のように。煌びやかさ。派手さに美しさを感じるのが世界共通の美だろう。
でも私達は時に。人によっては。
時間の経過と共に古びていく様子に美しさを感じる。
お寺の木材が色あせて、周囲の自然に溶け込んでいる感じ。
石庭や石塔に緑の苔が生えてる感じ。
修復した仏像が新品同様に光輝いているとがっかりしてしまう感じ。
新品の時計や家具よりもアンティークのが味があって落ち着く感じ。

上手く言葉にできない、この感覚的な美しさ。
この銀閣寺をつくった、室町時代の将軍 足利義政は
自分の持つ美しさの基準、世界観を見事に表現してみせたと思う。
『わび・さび』を生み出してくれてありがとう。
足利義政だけじゃなく、東山文化を生み出した全ての人々にありがとう 笑
つづく