
今熊野観音寺 鳥居橋
こんにちは。
9月の三連休に京都の今熊野観音寺に行って来ました。
目的は、私は最近『白洲正子』の本にハマっておりまして。
彼女の作品『西国巡礼』を読んで、今熊野観音寺の存在を知り、
とりあえず行ってみようと思いやってきた訳です。
普通の観光でここに来る人は少ないんじゃないかな?
西国巡礼 (講談社文芸文庫)/講談社

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西国巡礼とは。
四国八十八か所巡りの関西版とでも言えるだろうか。
近畿2府4県と岐阜県に点在する33か所のお寺を巡ること。
日本で最も歴史が古い巡礼。平安時代700年代に始まったそうな。

本堂
和歌山の那智大社近くの青岸渡寺からスタートし、大阪→奈良→滋賀→京都と巡り
15番目のお寺がここ今熊野観音寺だ。
この先、巡礼は京都→兵庫県→京都日本海側→滋賀県→岐阜へと続く。
私は京都市内にあるお寺だけをちょっとつまみ食いさせて貰いました 笑

空海像
真っ赤な鳥居橋を渡ると空海の銅像がお出迎え。
空海こと弘法大師創建と伝わる歴史あるお寺だ。
信仰心のない私にとっては、空海など興味のないことで、 笑
ただただ雲一つない秋空の下、木々に囲まれてほっとします。
観光客も4、5人くらいしかいなくて静か。

医聖堂
忙しい生活の中、日常を忘れて一人静かに心を落ち着かせられる (←病んでる 笑 )
それだけでも満足。笑
仏教やら宗教に興味ない人にとっては、西国巡礼は美しい場所を巡る旅行だと思えば
いいんじゃないかと勝手に解釈した。 笑

大師堂
昔の人々にとっても、西国巡礼は楽しい旅行の一面を持っていたに違いない。
テレビも携帯もネットもゲームも車も映画も何にもない時代。暇すぎるでしょ。
一方でちゃんと信仰心のある人々は、徒歩で33か所を巡る。凄い大変だ。
一体何が人々にそこまでさせるのか。平安時代から続く巡礼の旅に興味が湧いてきます。

医聖堂へ続く道
私は宗教に興味はないけれど、ずっと昔から日本人の中には何かしら宗教が受け継がれている。
学校では宗教のことを勉強することはなかったけど、宗教を考えることで、
日本の歴史、日本の文化、日本人って何?という部分が少しわかるような気がする。
コツコツ本読んで知ってみようと思う。

ぼけ封じ観音
ぼけ封じ観音? なんだろうこれ ? 笑

ぼけ封じ近畿十楽巡り
何でもありか!? 笑
これが現代の巡礼のかたちなのか。汗
おわり~