上御霊神社に行って来ました。
(地下鉄烏丸線 鞍馬口から徒歩5分程)
この日はずっと雨
上御霊神社は怨霊を祀ったところ
御霊(ごりょう)とは怨霊が神様となって静まったものになります。
なので、呪われる、怖い、とかそういったものではないです。
学校の体育館くらいの敷地面積、周りも住宅街で静かでした
雨の音しか聞こえません 笑
普通の住宅街に違和感なく歴史ある神社やお寺があるのが
京都のすごいところです。
境内は広くなくても、古い木々があって落ち着きます。
昔は御霊の森と呼ばれる森だったとのこと
神社って何?という疑問の答えを探すため 笑
簡単にレポートを纏めてみました。
桓武天皇(鳴くよ鶯、平安京 笑) の時代
奈良の平城京から京都の長岡京に都を移動するプロジェクト実行中、
藤原種継というプロジェクト推進の中心人物が暗殺。
犯人は早良親王(さわらしんのう)とされ、淡路島に流される刑となりました。
しかし、早良親王は無実を訴えるために絶食し、淡路島に着く前に亡くなられました。
当時の人々にとってこのニュースは衝撃的でした。
(天皇になる可能性もある人だったので)
その後、都移管のプロジェクトを進めると桓武天皇の身内の人が
病死したり、疫病が流行したり、洪水が起きたりと不運が続きました。
人々の間ではこの不運が早良親王の祟りであると広まりました。
当時の世の中では、祟り等の不思議な力は人々の間で信じられていたので
祟りを鎮めるためにこの神社ができました。
当時は御霊信仰といって怨霊を神として祀れば、御霊となって人々を見守ってくれるとされました。
今では、地元の人の生活に溶け込み、愛される神社になっているんですね
下鴨神社のように自然に対して尊敬する気持からできた神社と
今回の上御霊神社のように怨霊を祀るための神社があることがわかりました。
また一歩、京都の深さを知れた気がしました。満足です 笑
神社の手前に創業1477年! 唐板というお菓子を売っているお店があったのですが、
まさかの休み。。。
また来ます!
天井近くに、おそらく怨霊とされた人の絵が飾ってあると思われます。
もっとちゃんと勉強してからまた来ますね